Go to contents

韓国戦争国軍戦死者の発掘遺骨、きのうソウル顕忠院で370体の合同奉安式

韓国戦争国軍戦死者の発掘遺骨、きのうソウル顕忠院で370体の合同奉安式

Posted December. 21, 2021 09:50,   

Updated December. 21, 2021 09:50

한국어

今年、全国各地の韓国戦争の激戦地で発掘された国軍戦死者の遺骨370体の合同奉安式が20日、ソウル銅雀区(トンジャクク)の国立ソウル顕忠院(国立墓地)で執り行われた。奉安式には、金富謙(キム・ブギョム)首相、朴宰民(パク・ジェミン)国防部次官、黄基鐵(ファン・ギチョル)国家報勲処長、陳校薰(チン・ギョフン)警察庁次長らが出席する中、遺骨発掘推進経過の報告、宗教儀式、献花・焼香、英霊奉送の順で行われた。

この日奉安された遺骨は、国防部遺骨発掘鑑識団と陸軍および海兵隊31個師団・旅団級部隊が、今年3月から11月末まで、江原道鉄原(カンウォンド・チョルウォン)・麟蹄(インジェ)、京畿道坡州(キョンギド・パジュ)・漣川(ヨンチョン)など41地域で発掘した。このうち64体は、非武装地帯(DMZ)の矢頭(ファサルモリ)高地と白馬(ぺクマ)高地一帯の韓国側地域で収拾された。奉安式後、戦死者の遺骨は国防部遺骨発掘鑑識団内の遺骨保管所に移され、身元確認作業を行うことになる。韓国戦争の戦死者遺骨発掘事業は2000年、韓国戦争50周年記念事業として初めて始まった。今年収拾された370体を含め、現在まで国軍戦死者の遺骨約1万2000体が発見された。今年9月には米国防部戦争捕虜・行方不明者確認局(DPAA)で保管していた国軍遺骨68体が国内に奉還され、最近は韓国・カナダ、韓国・コロンビア間で、韓国戦争の参戦行方不明者収拾のための覚書が交わされるなど、国連参戦国との協力も拡大している。


尹相虎 ysh1005@donga.com