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重症患者数が2日連続で1000人台、救急医療崩壊の危機

重症患者数が2日連続で1000人台、救急医療崩壊の危機

Posted December. 20, 2021 08:48,   

Updated December. 20, 2021 08:48

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新型コロナウイルス感染症の重症患者数が2日連続で1000人を超えた。防疫当局によると、19日午前0時基準で入院治療中の重症患者は1025人だった。前日は1016人だった。段階的な日常回復(ウィズコロナ)の開始後、感染者数が急増し、その後は重症患者が早いテンポで増えている。ウィズコロナが始まった11月1日に343人だった重症患者数は1ヵ月で700人を超えた。また1週間で800人を超え、6日後には900人、4日後には1000人台になった。

18日から私的な集まりの人員や不特定多数が利用する施設の営業時間を制限する強力な防疫措置が始まったが、その効果は2、3週間後に現れる見通しだ。国家数理科学研究所が15日に発表した資料によると、集まりの人数を4人に制限するなど「距離確保の第4段階」水準の措置を取っても2週間後の重症患者は1147人になると見込んだ。

政府は、一般患者の診療に問題が生じることを憂慮している。実際、各病院の救急室はコロナ患者で埋まり、一般重患者や救急外傷患者の治療が日増しに困難になっている。専門家らは、「今は事故でケガをすれば正常な救急治療を受けることは難しい」とし、「事故を避けるためには無条件に家に閉じこもっているしかない」と話した。


イ・ジウン記者 イ・ジユン記者 easy@donga.com · asap@donga.com