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バイデンの韓国系警護責任者が退職後ウォール街に就業

バイデンの韓国系警護責任者が退職後ウォール街に就業

Posted December. 11, 2021 08:25,   

Updated December. 11, 2021 08:25

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米国のバイデン大統領を警護するホワイトハウス秘密警護局(SS)の韓国系総責任者が年末退職後、ウォール街の新しい職場に移ると、ブルームバーグ通信が9日(現地時間)報じた。

ブルームバーグによると、SS総責任者であるデイビッド・チョー氏(写真)は現職から退いた後、来年1月3日、ニューヨークのヘッジファンド・グループ「シタデル」のセキュリティ担当副責任者に席を移す予定だ。億万長者のケネス・グリフィンが立ち上げたヘッジファンド・グループのシタデルは、運営資金の規模が430億ドルに上る。

チョー氏はホワイトハウスSSに25年以上勤め、韓国系米国人としては初めてSS大統領警護局を担当する総責任者にまでなった人物だ。トランプ政権下でSSの「ナンバー2」に上り詰め、バイデン大統領の就任時から警護する最高責任者になった。就任式の時からバイデン大統領を密着警護し、どこでも彼に最も近い姿がカメラに撮られた。

チョ氏は、トランプ前大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記との米朝首脳会談で、警護事項の詳細を北朝鮮側と交渉し、関連内容を詳細に点検して進めた功労で、2019年に国土安保省から優秀公職者に授与する金メダルが与えられた。SS内では、アジア系少数人種の限界を克服し、大統領警護に必要なリーダーシップを示したという評価を受けてきた。


ワシントン=イ・ジョンウン特派員 lightee@donga.com