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米、追加接種対象を18歳から16歳以上に拡大

米、追加接種対象を18歳から16歳以上に拡大

Posted December. 11, 2021 08:25,   

Updated December. 11, 2021 08:25

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米国の保健当局は9日(現地時間)、新型コロナウイルスワクチンのブースターショット(追加接種)対象を、従来の「18歳以上」から「16歳以上」の青少年に拡大した。欧州で初めて、子どもを除いたほぼ全ての国民の新型コロナワクチン接種を義務付ける方針を発表したオーストリアは、来年2月から接種拒否者に過料を課すことにした。

米食品医薬品局(FDA)は同日、ファイザー・バイオエンテックのワクチン接種を完了してから6カ月が過ぎた16歳から17歳の青少年に、追加接種を受けられるよう緊急使用を承認したと、米紙ワシントンポストが報じた。ロシェル・ワレンスキー米疾病統制予防センター(CDC)局長も、FDAの決定が出た直後、これを承認し、「16、17歳の青少年はワクチンの2回目の接種をしてから6カ月になると、すぐ追加接種を受けることを勧める」と明らかにした。これに先立って、ファイザー側は、追加接種が抗体生成量を増やし、新型コロナの新しい変異のオミクロン株を防ぐのに効果があると発表した。米国で同年代への追加接種の承認が下りたワクチンは、現在までファイザーワクチンが唯一だ。

米国では先月19日、18歳以上の全ての成人を対象に追加接種が認められた後、ワクチンの2回接種完了者の25%である5000万人ほどが追加接種を受けた。

ロイター通信によると、オーストリアのウォルフガング・ミュックシュタイン保健長官は9日、「3カ月ごとに決まった日までにワクチン接種をしなかった14歳以上を対象に、最大3600ユーロ(約479万ウォン)の過料を科す」と明らかにした。妊婦と医学的理由で接種が受けられない人は、義務接種対象から除外される。過料の額は所得によって変わることがある。政府の接種義務化案は野党も大体支持しており、議会でも可決される見通しだ。オーストリアは最近まで、人口(904万人)の約68%がワクチン接種を完全に終え、欧州では接種率が低いほうに属している。先月下旬には、新型コロナの一日の新規感染者が1万5000人を超えた。

オーストラリアは10日、5~11歳児童へのファイザーワクチン接種を承認した。1回目と2回目の接種の間隔は、成人(3週間)より長い8週間を勧告した。ドイツは9日、かつて病歴のある5~11歳を対象にファイザーワクチン接種を勧告した。


趙鍾燁 jjj@donga.com