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K映像コンテンツの中心地に浮上する大田

K映像コンテンツの中心地に浮上する大田

Posted December. 06, 2021 08:25,   

Updated December. 06, 2021 08:25

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大田(テジョン)が、K映像コンテンツの世界的中心地として注目されている。最近ブームを巻き起こしているネットフリックスシリーズ「イカゲーム」と「地獄」が、大田で撮影されたことが知られ、大田が映像のメッカとして定着している。

5日、大田市によると、イカゲームと地獄の多くのシーンは、儒城区道龍洞(ユソング・トリョンドン)の大田情報文化産業振興院にある映像特殊効果タウンで撮影された。タウン内には、特殊映像撮影が可能な大型スタジオやスタジオキューブ、アクション映像スタジオなどが入居している。特に、大型スタジオ2カ所の映像インフラは、国内最高水準だという。

二つのシリーズは、いずれも昨年8月から今年1月までの約5カ月間、ここで撮影された。2カ所とも来年初めまで、映画およびドラマ制作のための貸館予約が完了した状態。現在、ここでは「世界が驚くほどの」ドラマが撮影されているという。しかしスタジオへの接近は徹底的に封鎖され、どんなドラマが撮影されているのか「匂い」さえ嗅ぎにくい。

イカゲームの綱引きやタルゴナ、玉突きなどのゲームシーンのほとんども、スタジオのすぐ隣にある「スタジオキューブ」で撮影された。スタジオキューブは、韓国コンテンツ振興院が運営している施設だ。高難度のアクションシーンなどを撮影できるアクション映像スタジオもここの自慢だ。

これに先立って、ここでは映画「1982年生まれのキム・ジヨン」「半島」などが撮影された。水中撮影も可能なアクアスタジオ(広さが231.2平方メートル、水槽の高さは5.6メートル)では、ドラマ「智異山(チリサン)」「キングダム2」「18アゲイン」なども撮影された。

大田市の関係者は、「ネットフリックスとディズニープラスなど、グローバルプラットフォームが独創的で奇抜なKコンテンツの優秀性を認め、大規模な投資が行われているだけに、大田で世界的な作品の撮影を引き続き誘致していきたい」と話した。

一方、大田市は、来年度の国費を3兆8644億ウォン確保した。今年の3兆5808億ウォンより2836億ウォンが多く、これは大田市において過去最大規模だ。この中には、融合・複合特殊映像コンテンツクラスター造成事業費30億ウォンなども含まれている。許泰鋌(ホ・テジョン)大田市長は、「大田が、映画やドラマなどのKコンテンツのメッカとして確実に位置づけられるよう、映像特殊効果タウンを2025年までに世界最高水準の特殊映像団地にしたい」と語った。


李基鎭 doyoce@donga.com