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江華都城で長さ19メートルの「雉城」発見

江華都城で長さ19メートルの「雉城」発見

Posted December. 03, 2021 08:36,   

Updated December. 03, 2021 08:36

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韓国の高麗(コリョ)時代の都城(都を取り囲む城郭)の江華(カンファ)都城で、雉城(城壁の一部を突出させ、敵を攻撃する施設)が初めて発見された。

文化財庁傘下の国立江華文化財研究所は2日、仁川(インチョン)江華郡江華都城の中城の南側の城壁区間で、長さ19メートル、幅4.5~4.7メートル、高さ1.3~2.6メートルの雉城を確認したと発表した。これは、これまで確認された韓国内の高麗雉城の中で最大規模だ。全羅南道珍島郡(チョルラナムド・チンドグン)の龍藏城(ヨンジャンソン)と忠清北道忠州市湖岩洞(チュンチョンブクド・チュンジュシ・ホアムドン)土城など、高麗山城でも雉城が発見されたが、長さが10メートルもならなかった。江華都城の雉城周辺では、瓦、門確石(門を固定させる石)、礎石など、建物の副材と推定される遺物が見つかった。

モンゴルの侵略に対抗して、1232年に首都を江華に移した高麗は、1232~1270年の抗蒙期間に防御システムを強化するため、江華都城を外城・中城・内城の3重に築いた。今回発見された雉城は、城壁築造手法と同じ板築(木で作った枠に土を重ねて固めるもの)手法で造成された。シム・クァンジュ土地住宅博物館長は、「江華都城の中城は、高麗土城の中で最も完成した工法で建てられた。土塁に木枠の痕跡が今も残るほど、雉城を強固に築いていた」と語った。


イ・ギウク記者 71wook@donga.com