ソウルで暮らしながら、様々な分野で社会に貢献し善行を行ってきた8カ国出身の外国人9名が「2021年、ソウル市名誉市民」に、1日選ばれた。
1958年に戦後の都市再建に貢献した外国人に「功労市民」を授与したことから始まった「ソウル市外国人名誉市民制度」は、今まで100カ国、891人の名誉市民を輩出した。
各国の大使館と公共機関の首長、社会団体長、市民30人以上の署名などを通じて候補者を推薦し、独立した審査委員会の審査を経て、最終的にソウル市議会の同意を得て選ぶ。今年は、24カ国から32人の外国人の推薦を受け、9人を最終的に選んだ。
今年の名誉市民には、両親と漢江(ハンガン)の川辺を散歩中に溺れた市民を発見し、漢江に飛び込んで命を救った南アフリカ出身の放送人ハービー・ジャスティン・ジョンが含まれた。
また、ソウルに本部を置く国際ワクチン研究所で最も長く働いた外国人で、ワクチン開発に力を入れたインド出身のスーシャント・サハストラブテが名誉市民に選ばれた。
中央アジアのタジキスタンは、今年初めて選ばれ、ソウル市名誉市民を輩出した100番目の国となった。
イ・チョンア記者 clearlee@donga.com