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大統領府国家安保室長が訪中、共産党政治局員と終戦宣言を議論

大統領府国家安保室長が訪中、共産党政治局員と終戦宣言を議論

Posted December. 01, 2021 08:24,   

Updated December. 01, 2021 08:24

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徐薫(ソ・フン)大統領府国家安保室長が2日から2日間の日程で中国を訪問する。米国との終戦宣言議論が最終段階に入った中、徐氏は今回の訪中で終戦宣言と関連して中国側に協力を求め、北朝鮮を対話のテーブルに引き出す案を模索するものとみられる。

30日、外交筋によると、徐氏は2日に中国を訪れ、楊潔篪・共産党政治局員と会合する。2人が会うのは昨年8月以来1年3ヵ月ぶり。大統領府は、「韓中両国は高官級がさまざまな契機を通じて戦略的意思疎通を維持しており、徐氏の訪中を中国側と協議している」と明らかにした。

徐氏は今回の訪中で終戦宣言に対する中国の協力を要請し、来年2月の北京冬季五輪をめぐる意見を交換するものとみられる。米国が北京五輪に対する外交的ボイコットを示唆しているうえ、新型コロナウイルスの感染拡大が続いており、五輪失敗を懸念する中国は韓国政府の協力を求めているという。大統領府関係者は、「北京五輪が南北関係の改善に向けた転機になり、北東アジア、世界平和に貢献する契機になることを願うという立場には変わりない」としつつも「(外交的ボイコットなどについて)まだ政府が立場を出す状況ではない」と述べた。

今回の訪中で徐氏は、中国の習近平国家主席の訪韓問題も議論するものとみられる。ただし、新型コロナウイルスの感染拡大が続いているため、大統領府はテレビ会談の方式も考慮している。


パク・ヒョモク記者 tree624@donga.com