Go to contents

離婚した米富豪夫婦のコレクション競売、計35点が総額8112億ウォンで落札

離婚した米富豪夫婦のコレクション競売、計35点が総額8112億ウォンで落札

Posted November. 18, 2021 08:26,   

Updated November. 18, 2021 08:26

한국어

米ニューヨークの不動産財閥夫婦が離婚する過程で競売にかけられた有名な現代美術作品35点が総額6億7600万ドル(約8112億ウォン)で売れたと、ニューヨークタイムズなどが16日(現地時間)報じた。

ニューヨークの不動産開発業者ハリー・マックロ氏(84)と離婚した前妻リンダ・バーグ氏は15日、サザビーズにマーク・ロスコ、ジャクソン・ポロック、アンディ・ウォーホルなど、米国現代美術の巨匠と評価される作家たちの作品を大量に出品した。35点のうち最も高価で落札された作品は抽象表現主義第1世代のロスコーの「No.7」で、アジアの身元不明のコレクターに売れた。

続いてポロックの「ナンバー17、1951」が6100万ドルで落札された。スイスの彫刻家アルベルト・ジャコメッティの彫刻『鼻』は7840万ドル、ポップアートの巨匠アンディ・ウォーホルが俳優マリリン・モンローの顔を表現したシルクスクリーン作品『九つのマリリン』は4730万ドルで売れた。

当初、サザビーズは同日の競売の落札総額を4億ドル程度と予想した。しかし、出品された作品は愛好家たちの間で人気の高い傑作で構成され、当初の予想を大きく上回る高額で売れたと、ニューヨークタイムズは伝えた。最近、景気回復の兆しや資産市場の好調なども影響を与えたものと見られる。

マックロ氏とリンダ氏は1959年に結婚し、2018年に離婚した。離婚当時、裁判所は財産分与に関し、「共同所有の作品65点を売った後、収益金を分け与える」と判決し、3年目となる同日、競売が行われた。まだ処分していない30作品は来年5月に競売にかけられる。


キム・イェユン記者 yeah@donga.com