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李健煕美術館は松峴洞に確定

Posted November. 10, 2021 08:09,   

Updated November. 10, 2021 08:09

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故李健煕(イ・ゴンヒ)三星(サムスン)電子会長が寄贈した文化財と美術作品を展示する「李健煕寄贈館」が建立される敷地が、ソウル鍾路区松峴洞(チョンノグ・ソンヒョンドン)に最終確定した。9日、文化体育観光部とソウル市などによると、景福宮(キョンボクグン)と憲法裁判所の間にある松峴洞の敷地は、国立現代美術館のソウル館をはじめ、博物館や美術館の多い仁寺洞(インサドン)と隣接している上、アクセスしやすいという点が強みとされた。松峴洞の敷地と最後まで競合した龍山区(ヨンサング)の国立中央博物館の敷地は、李健煕寄贈館を設立するためには別途の進入路を作らなければならず、相対的に接近性が低いという評価を受けた。

3万6642平方メートル規模の松峴洞敷地は、ソウル市が所有権を移転している。ソウル市は、李健煕寄贈館の建設のため、敷地を無償で提供することにした。文化体育観光部とソウル市は10日、「李健煕寄贈館の建設のための業務協約」を交わす。李健煕寄贈館には、「李健煕コレクション」2万3181点がすべて展示される。李健煕コレクションは現在、国立中央博物館と国立現代美術館に寄贈されている。

米大使館の職員宿舎として使われた松峴洞敷地は、1997年、三星生命が購入したが、適切な使途が見つからなかった。2008年、大韓(テハン)航空が韓国伝統家屋ホテルの建設のために購入したが、豊文(プンムン)女子高校や徳成(トクソン)女子中高校が隣接し、開発が進められず、2019年、敷地を売却することになった。韓国土地住宅公社(LH)を経て、ソウル市がこの敷地を保有することになる。


孫曉林 aryssong@donga.com