新型コロナの第4次大流行で全面禁止となっていた漢江(ハンガン)公園での飲酒が、4カ月ぶりに再び認められる。ソウル大公園の室内館やペットの遊び場など、出入りが制限されていた場所も順に開放される。
しかし、制限措置の解除で今後新型コロナの再拡散の懸念が高まるだけに、防疫規則違反に対しては取り締まりを強化し、団体飲酒は自粛を訴えた。
ソウル市は7日、「漢江公園や清渓川(チョンゲチョン)などの公園で7月から施行している『午後10時以降、屋外飲酒禁止』の告示を8日0時から解除する」と発表した。
ソウル市は、新型コロナの拡散防止のため、7月6日から漢江公園の全地域で午後10時から翌日午前5時まで、野外飲酒を禁止する行政命令を下した。違反した場合、10万ウォンの罰金を科した。
最近、段階的な日常回復に差し掛かり、飲食店の営業時間制限措置が解除され、夜間飲酒を認めることにした。ソウル市の関係者は、「日常回復のための政府の『ウィズコロナ』方針と、公園売店などの売り上げ打撃、季節的要因などを一緒に考慮して決定した」と説明した。京畿道(キョンギド)と仁川市も最近、屋外飲酒禁止命令を市郡別に解除している。
人員制限は、首都圏に適用される防疫基準と同様だ。私的な集まりは最大10人まで集まることができる。ただ、集会と行事は接種とは関係なく、100人未満まで可能だが、事前に場所使用の承認を受けなければならない。
今回の措置で、ソウル大公園なども、一部の室内施設を観覧客に順に開放する予定だ。動物園の室内展示館の場合、同時人員を制限して観覧客を迎える。△東洋館(250人)、△熱帯鳥類館(100人)、△昆虫館(150人)、△類人猿館(70人)などだ。観覧の動線が短く、常時換気が可能な大動物館などは人数制限がなく、植物園は1回当たりの同時観覧人数を140人に制限した。子供大公園、ワールドカップ公園、ポラメ公園のペット遊び場も今月から24時間開放する。
ソウル市は、夜間飲酒禁止が解除された後も、マスク着用などの防疫規則遵守の有無などについては取締りを続ける予定だ。市の関係者は、「日常回復基調以降、感染者が増えている状況であるため、基本的な防疫規則の遵守などは随時確認する」とし、「なるべく団体飲酒は自制し、防疫規則を守ってほしい」と要請した。
6日基準の全国感染者数は2224人と、5日連続で2000人台を維持している。飲食店やカフェなどの室内施設の利用時間が増えただけに、当面、感染者数は引き続き増加するものと防疫当局は見ている。
姜昇賢 byhuman@donga.com