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東京電車で無差別切り付け事件、「人を殺して死刑になりたかった」

東京電車で無差別切り付け事件、「人を殺して死刑になりたかった」

Posted November. 02, 2021 08:27,   

Updated November. 02, 2021 08:27

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日本で、映画「バットマン」に登場するジョーカーのような服装をした24歳の男が電車内で刃物を振り回して火をつけ、17人がけがをする事件が発生した。男は警察の調べに対して「人を殺して死刑になりたかった」と供述し、衝撃を与えている。

 

NHKなどによると、先月31日午後8時頃、東京・調布市で、京王線新宿行き上りの特急電車に短い金髪で緑色のシャツ、紫色のコートを着た男が乗った。男は刃物を取り出し、座っていた70代の男性を刺した。

現場にいた乗客が「刃物を持っている。逃げて」と叫び、乗客は別の車両に逃げた。その際、転倒する人もいた。男は悲鳴をあげて逃げる乗客を追いかけ、油とみられる液体をまき、ライターで火をつけた。刺された男性は意識不明の重体で、16人が煙を吸うなどしてけがをした。

電車は、本来は止まらない国領駅に緊急停車した。電車のドアが開かないため、乗客は窓から脱出した。男は火をつけた後、車内の座席に足を組んで座り、タバコを吸った。そして出動した警察に特に抵抗することなく逮捕された。

 

男は警察の調べで、「6、7月ごろから死刑になることをを考えていた。人を殺して死刑になりたかった」と話した。また「ハロウィーンで人が多い電車を狙った。特急電車は駅の間が長いので乗客が逃げられないと思った」と供述した。民間放送局の日本テレビによると、犯人は警察に「ジョーカーに憧れていた」と話し、謝罪や反省の言葉はなかった。


東京=パク・ヒョンジュン特派員 lovesong@donga.com