洪南基副首相「来週にも油類税の引き下げ決定」

政府は早ければ来週にも油類税を引き下げる見通しだ。国際原油価格が７年ぶりの高い水準に上昇し、物価上昇への圧力と庶民の負担が増加しているからだ。液化天然ガス（ＬＮＧ）を無関税で輸入する案も検討する。

洪楠基（ホン・ナムギ）経済副首相兼企画財政部長官は２０日、国会企画財政委員会で開かれた総合国政監査で「国際原油価格は当分、下がらないと思う」とし「さまざまなエネルギー急騰要因に積極的に対応するという見地から油類税の引き下げを検討している」と明らかにした。その上で「１０日以内、来週中に措置が取られるだろう」と述べた。

政府は、原油価格が高騰した２０１８年の時のように、石油製品の１リットル当たりの販売価格を一括して引き下げる方式を検討している。

ＬＮＧの輸入関税を下げる案も進められる。文勝煜（ムン・スンウク）産業通商資源部長官は同日、国会産業通商資源中小ベンチャー企業委員会の総合監査で「油類税の引き下げとＬＮＧ割当関税の引き下げなどを関係省庁と協議している」と述べた。現在、ＬＮＧを輸入する際、基本３％、冬季（１０月～翌年３月）には２％の割当関税が適用されるが、これを期限付きで最大０％まで下げる案を検討するという。


周愛眞 jaj@donga.com · 宋忠炫 balgun@donga.com