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孫興民の父ウンジョン氏がエッセイ発表

Posted October. 20, 2021 08:56,   

Updated October. 20, 2021 08:56

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「僕のサッカーはすべてが父の作品だ」(孫興民)

サッカーのワールドスター、孫興民(ソン・フンミン=29、トッテナム・ホットスパー)は機会あるたびに、サッカーの師匠である父、ウンジョン氏(55=ソンサッカーアカデミー監督)への感謝の気持ちを表している。子供の時から、父が体系的で基本を強調するサッカーとともに、選手として備えなければならない人間性を教えたことはよく知られている。ウンジョン氏は最近発表したエッセイ「すべては基本から始める」(スオ書斎)を通じて初めて自身のことや孫興民を育てた教育哲学について詳しく公開した。

次男の孫興民は小学校3年生の時、兄と一緒にサッカーをしたいと話した。ウンジョン氏は、「なぜサッカーがやりたいの?」と質問しては「とてもつらいんだよ」と言い聞かせたという。それでも返ってきた言葉は、「うん、やる」だった。自らの判断で始めたことだったので、練習の時に孫興民が泣き言を言うと、「教えてほしいと言ったから始めたんだ」ということを毎回認識させた。孫興民は最近も「どう見ても、あの時の父が言葉は絶妙な一言だった。自分が先にやると言ったのだから、文句が言えなかった」と振り返った。

ウンジョン氏は、「孫興民が25歳になった時、最高の技量を発揮できるように早くから段階別トレーニングプログラムを組んだ。7年にわたって基本技だけを教えた。孫興民が中学校に入った時からは両足トレーニングを始めた。このため、靴下を履く時も、パンツを履く時も、シュート練習をする時も左足から始めた。孫興民は現在、両足を自由自在に使って両足でゴールを決める選手としても有名だ。孫興民は18歳の時、シュート練習に力を入れた。毎日左足で500本、右足で500本ずつを蹴った。5つのポイントを設定し、それにカーブシュートで当てる練習を繰り返した。そのうちの2つポイントが、今の「孫興民ゾーン」になった。

ウンジョン氏が孫興民に強調したのは練習だけではない。孫興民が常に本と仲良くなる人になることを望んだ。ウンジョン氏がまず年に100冊ぐらいを読み、そのうち30冊ぐらいを選んでアンダーラインを引いて重要なページを折って孫興民に読ませた。

3歳年上の兄フンユン氏と孫興民の関係についても語った。孫興民は、「子供の時、兄が一番の協力者だった」と告白した。ウンジョン氏は「プロとしての生活が苦しかったり、つらい時は、孫興民は兄に電話をかけて心の内を打ち明けた」と書いた。ウンジョン氏は、「兄がいなかったら、果たして興民が一人で厳しいトレーニングに耐えることができただろうか、正直疑問だ」と語った。

ウンジョン氏は最近は孫興民に小言を言ったりアドバイスをしたりしない。孫興民は、自らが厳しく自分をコントロールしているからだ。父親にとって、孫興民の最高の瞬間はまだ訪れていない。ウンジョン氏は「これから、未来のこと」と語った。


金東昱 creating@donga.com