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「最高検が仕方なく受け付けた形にして…」、これでは「教唆」を越えて「捏造」だ

「最高検が仕方なく受け付けた形にして…」、これでは「教唆」を越えて「捏造」だ

Posted October. 08, 2021 07:40,   

Updated October. 08, 2021 07:40

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いわゆる「告発教唆」疑惑に関連して、保守系最大野党「国民の力」の金雄(キム・ウン)議員が情報提供者のチョ・ソンウン氏に「(告発状を)そのまま出さず、なぜ認知捜査しないのか抗議して、最高検察庁が仕方なく受け付けたような形にしてください」と言ったという。高位公職者犯罪捜査処が最近、チョ氏の携帯電話をデジタルフォレンジックで復元して確保した通話録音ファイルの内容だ。金氏が、テレグラムで与党要人たちに対する告発状と参考資料を送ったという昨年4月3日の通話録音ファイルは2件。午前の通話では、「ソウル南部地検に行きなさい。あそこが安全だ」、午後の通話では「最高検に受けさせろ」と言ったという。

録音ファイルには「私たちが作って送る」、「検察の色を落とさなければならない」、「私が(最高検察庁の幹部に)話しておく」という発言もあるという。金氏が、敢えて「検察色」を落とすと強調しながら、最高検に受けさせるものの仕方なく受け付けたような形にしなければならないと重ねて強調した理由は何か。また「私たち」とは誰のことなのか。金氏を媒介とした「単純教唆」の次元を越え、ある勢力による「陰謀」があったのではないか疑いを抱かざるを得ない。

告発状のイメージファイルには、「孫準晟(ソン・ジュンソン)送信」という文字もある。昨年4月当時、最高検察庁捜査情報政策官で尹錫悦(ユン・ソクヨル)検事総長を補佐した検事だ。検察捜査の結果、「孫準晟送信」イメージファイルが事後に捏造された形跡はない。金氏は疑惑が浮上した初期には「孫検事から連絡が来た。伝えたようだ」と言ったが、「そちらから文書を送ったのならよく目を通してほしいと事前に電話したと思うのだが、そのような話をした記憶はない」とあやふやな発言をし、疑惑を膨らませた。今回の通話内容については口を閉じている。事件の実体が明らかになった場合の波紋を懸念して何かを隠しているのではないのか。

チョ氏は告発状を受けはしなかったが、これは問題の本質ではない。実際に昨年8月、「国民の力」が捜査機関に提出した「『開かれた民主党』崔康旭(チェ・ガンウク)告発状」が、チョ氏が金氏から受けた「4月8日」の告発状と似ている。「孫準晟-金雄-チョ・ソンウン」につながる伝達ルートと共にこの部分まで解明されてこそ、告発教唆疑惑の全貌が明らかになるだろう。カギは告発状作成の主体だ。検察側要人が実際にどのような形で関与しているのか、これを尹氏が知っていたのか、事前または事後に報告を受けた事実があるのかなどが明らかになってこそ、国紀基紊乱事件なのか政治工作なのか、検察の一部の逸脱なのかをめぐる攻防も終わるだろう。チョ氏が朴智元(パク・チウォン)国家情報院長に会って情報について相談したという疑惑も解明しなければならない。