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高速道路の水素自動車充電所、12カ所に1カ所は月1回故障

高速道路の水素自動車充電所、12カ所に1カ所は月1回故障

Posted October. 06, 2021 08:34,   

Updated October. 06, 2021 08:34

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高速道路のサービスエリア内の水素自動車の充電所12カ所のうち1カ所は、月に1回の割合で故障で運営を停止していることが分かった。政府の水素経済活性化の基調を受け、水素自動車はこの2年間、3倍以上増えたが、いざ、関連インフラはずさんだという指摘が出ている。

4日、国会国土交通委員会所属の最大野党「国民の力」の宋錫俊(ソン・ソクジュン)議員に韓国道路公社が提出した資料によると、水素自動車の充電所は高速道路のサービスエリアで運営を始めた2019年4月から今年8月まで、計221件の故障が発生した。年度別には2019年が61件、2020年が87件、2021年は73件(8月末基準)が故障した。

現在、高速道路のサービスエリア内の水素自動車の充電所が12カ所であることを勘案すれば、31.7日に1カ所ずつ故障したことになる。充電所別の故障件数は、京畿河南(キョンギ・ハナム)のドリームサービスエリアが50件で最も多く、△京畿安城(アンソン)サービスエリア(釜山方向)が35件、△京畿驪州(ヨジュ)サービスエリア(江陵方向)が34件、△慶尚北道星州(キョンサンブクド・ソンジュ)サービスエリア(楊平方向)が30件などの順だった。

主な故障原因は冷却機の故障、圧縮機の異常などだった。2019年10月は安城サービスエリア(釜山方向)内の充電所が高圧ホースの破裂により9日間営業を停止し、昨年9月は蔚山(ウルサン)の彦陽(オンヤン)サービスエリア(ソウル方向)内の充電所が圧縮機の異常により5日間営業できなかった。今年7月は江原道春川(カンウォンド・チュンチョン)サービスエリア(釜山方向)内の充電所は4日間営業を中断した。

政府は「炭素中立」を掲げ、水素自動車1台当たりの補助金を最大3600万ウォン支援するなど、水素自動車の普及に集中している。そのため、2019年は5083台だった水素自動車は、今年8月末は1万6206台と、3倍以上伸びた。しかし、水素自動車のインフラ拡充が不十分だと指摘されている。政府は2022年までに、全国に水素自動車充電所を310カ所設置する予定だが、現在水素自動車の充電所は114カ所に止まる。宋議員は、「水素車充電所の普及だけでなく、インフラにも力を入れるべきだ」と語った。


チョン・スング記者 soon9@donga.com