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恒大グループ株、香港株式市場で一時取引停止に

恒大グループ株、香港株式市場で一時取引停止に

Posted October. 05, 2021 08:21,   

Updated October. 05, 2021 08:21

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4日、香港株式市場で破産危機に直面している中国不動産会社・恒大グループと、恒大の不動産管理サービス子会社・恒大物流の株式取引が急きょ中止となった。特に同日、香港証券市場で中国の別の不動産会社・合生創展グループの取引も中止となった。3000億ドル(約356兆ウォン)の膨大な負債で破産の危機に追い込まれている恒大グループが、一部の系列会社を売却して資金調達を試みており、合生創展が恒大物流を買収しようとしているという見方が出ている。

新浪財経などの中国メディアによると、香港証券取引所は同日、証券市場の取引開始直前、恒大グループと恒大物流の株式取引が一時中止となったと公示した。ただ、中止の理由は明らかにしなかった。

また、取引が中止となった合生創展側は声明を出し、「香港取引所に上場された企業を買収するために株式取引を中止した。買収後、株式取引を再開することで該当企業と合意した」と明らかにした。

英字紙グローバルタイムズは、「恒大グループが合生創展に恒大物業の売却を進めている」とし、「少なくとも400億香港ドル(約6兆ウォン)で取引が行われるものと予想される」と報じた。インターネットメディア「鳳凰網」はまた、「合生創展が恒大の『白騎士』として登場した」と評した。

恒大は先月23日、ドル建て債券の利子約995億ウォンを支払えなかった。6日後も約559億ウォンの利子を返済できずに猶予した。恒大グループが今年末までに返済しなければならない利子だけで、少なくとも7500億ウォンに上るという分析が出ている。


金祺容 kky@donga.com