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献血証119枚を寄贈した消防士「小児がん患者のために使ってほしい」

献血証119枚を寄贈した消防士「小児がん患者のために使ってほしい」

Posted September. 28, 2021 08:23,   

Updated September. 28, 2021 08:23

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釜山(プサン)の消防士が、小児がん患者のために使ってほしいと献血証119枚を寄贈した。

27日、消防庁によると、釜山中部消防署チャンソン119安全センター所属のイ・ソンフン消防校(36)は17日、韓国白血病子ども財団釜山ナウム小児がんセンターを訪れ、献血証とともに自分が働く119センターの職員たちが用意した子供用マスク1000枚を手渡した。イ消防校は2001年、高校時代に白血病を患っていた友人の弟を助けるために献血を始めて以来、これまで献血を続けてきた。

2007年には、韓国造血幹細胞銀行協会に造血幹細胞の寄贈希望者として登録した。2017年1月、遺伝因子が一致する白血病患者がいるとの連絡を受け、自分の造血幹細胞を寄贈した。造血幹細胞とは、成人骨髄に1%程度と少なく存在し、血縁関係でない人と遺伝因子が一致する確率は数万分の1で非常に低い。

イ消防校は、「献血は健康であってこそ享受できる特権だ」とし、「小さな実践で大切な命を救うことなので、今後も200回、300回献血を続けたい」と話した。