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奉俊昊監督が審査委員長務めたベネチア国際映画祭、「ハプニング」に金獅子賞

奉俊昊監督が審査委員長務めたベネチア国際映画祭、「ハプニング」に金獅子賞

Posted September. 13, 2021 08:50,   

Updated September. 13, 2021 08:50

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フランスの女性監督オードレイ・ディバン氏(41)の映画「ハプニング」が第78回ベネチア国際映画祭でコンペティション部門最高賞の金獅子賞を受賞した。11日(現地時間)、イタリア・ベネチアのリド島で開かれたベネチア国際映画祭の授賞式で審査委員長を務めた奉俊昊(ボン・ジュンホ)監督が受賞作を発表した。

「ハプニング」は、1963年にフランスで、女子大生が意図せぬ妊娠をした後、中絶を決心するまでの葛藤を描いた。奉氏は「審査委員が早くから全会一致でハプニングを金獅子賞受賞作に決めた」と明らかにした。ディバン氏は受賞の挨拶で、「私は怒りと欲望、度胸、心と頭でこの映画を作った」と話した。

昨年の授賞式では、中国人で米国で活動する女性監督クロエ・ジャオ氏(39)の「ノマドランド」が金獅子賞を受賞した。今回の受賞で、女性監督が作った映画が2年連続で金獅子賞を受賞することとなった。1932年にスタートしたベネチア国際映画祭で女性監督が演出した映画が金獅子賞を受賞したのは6度目。

 

銀獅子賞(監督賞)は「ザ・パワー・オブ・ザ・ドッグ」のニュージーランドのジェーン・カンピオン監督に決まった。脚本賞は「ザ・ロスト・ドーター」の演出と脚本を務めた米国のマギー・ジレンホール監督が受賞した。今年のベネチア国際映画祭の金獅子賞と銀獅子賞、脚本賞をすべて女性が席巻した。


イ・ホジェ記者 hoho@donga.com