朴槿恵氏の「内谷洞」私邸、３８億６４００万ウォンで落札

未納の追徴金と罰金を納めるために公売にかけられた朴槿恵(パク・クネ)前大統領の「内谷洞（ネゴクドン）の自宅」が、相場より高い約３９億ウォンで落札された。

１２日、韓国資産管理公社によると、ソウル瑞草区（ソチョグ）内谷洞にある朴前大統領の自宅は、最初の入札で３８億６４００万ウォンで落札された。鑑定価格の最低入札価格（３１億６５５４万ウォン）より２２％高い価格だ。９日から１１日にかけて最高価格の入札方式で行われた第１次入札に３人が参加し、落札された。

同住宅は、朴前大統領が２０１７年４月、２８億ウォンで購入した。４０６平方メートルの土地に地下１階〜地上２階建ての建物(５７１平方メートル)で構成されている。最高裁判所が今年１月、朴前大統領に懲役２０年、罰金１８０億ウォン、追徴金３５億ウォンあまりを確定すると、検察はこの家を差し押さえ、財産の取戻しに乗り出した。

落札者の情報は公開されていないが、周辺の相場より高く落札されただけに利害関係者が落札を受けたものと競売業界はみている。保守性向のユーチューブ「カロセロ（縦横）研究所」所長の康容碩（カン・ヨンソク）弁護士やキム・セウィ元ＭＢＣ記者らは、自分たちが今回の入札に参加し、２番目に高い金額（３６億２１９９万９０００ウォン）を提示したことを明らかにした。キム氏はソーシャル・ネットワーク・サービス（ＳＮＳ）に「次順位申告」をした。落札者が１カ月以内に残金を支払うことができなければ、次順位落札者の私たちが落札を受けることになる」と書き込んだ。


朴熙昌 ramblas@donga.com · 柳原模 onemore@donga.com