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ポスコインター、マレーシアガス田の探査運営権を獲得

ポスコインター、マレーシアガス田の探査運営権を獲得

Posted August. 11, 2021 08:26,   

Updated August. 11, 2021 08:26

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ポスコインターナショナルが、マレーシアでガス開発を本格的に推進する。従来のミャンマーのガス田事業に続き、エネルギー事業の範囲を積極的に広げている。

ポスコインターナショナルは10日、マレーシア国営エネルギー企業「ペトロナス」からマレー半島東部海上の「PM524鉱区」の探査運営権を落札したと明らかにした。マレーシアの首都クアラルンプールのあるマレー半島の東側海上は、経済性の高い天然ガスの存在可能性が高く、これまで世界のエネルギー業界から注目を集めてきた。ポスコインターナショナルは、PM524鉱区での天然ガス事業の有望性や開発の容易性などを検討し、ペトロナスの競争入札に参加した。マレーシアで鉱区事業者に選ばれたのは今回が初めてだ。

ポスコインターナショナルは、年内にペトロナスと「生産物分配契約」を交わし、4年間PM524鉱区の探査に乗り出す予定だ。ポスコインターナショナルが株式の80%を、ペトロナスが子会社を通じて株式の20%を保有することにした。ポスコインターナショナルは、ミャンマーのガス田探査経験を生かし、水深50~80メートル地域の4738平方キロメートル地域でガス田探査を行う予定だ。PM524鉱区の周辺には、ペトロナスがガスを生産しているガス田があり、今後、ガスが見つかった場合、同ガス田と連携して初期事業費を節約し、開発期間も短縮できると期待される。

鉱区探査だけでなく、ペトロナスと環境にやさしいエネルギー技術の開発にも取り組むことにした。ペトロナスは二酸化炭素を捕集して貯蔵する「CCS」技術を活用したクリーンガスの開発、アンモニアおよび水素などのクリーン資源のエネルギー化を推進している。ポスコインターナショナルは、東南アジアや豪州を戦略地域に据え、エコエネルギー事業への参入に拍車をかける予定だ。


徐亨錫 skytree08@donga.com