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韓米局長級協議で北朝鮮への食糧・ワクチン支援を議論

韓米局長級協議で北朝鮮への食糧・ワクチン支援を議論

Posted August. 07, 2021 09:49,   

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韓国と米国が、食糧および新型コロナウイルスワクチンなどの北朝鮮への人道支援について議論した。ただし、ホワイトハウスは対北朝鮮制裁の緩和には依然として否定的な考えを明確にした。
 
6日、政府筋によると、韓米は4日(現地時間)、米ワシントンDCで開かれた外交当局間局長級協議で、対北朝鮮人道支援を議題に上げ、食糧およびワクチン支援を優先的に議論した。この席で米国は、南北の通信連絡線復旧を評価し、韓国側が要請した食糧やワクチンなどの支援に対して前向きに検討する意向を示したという。さらに、薬品や医療装備など具体的な人道支援リストについても韓米は議論を続けることで意見が一致した。

政府は、まず北朝鮮への人道支援を踏み台に、通信連絡線の復旧に続く南北協力の突破口を開くという構想だ。政府関係者は、「米国も北朝鮮への人道支援は相対的に負担が小さく、韓国と共感を形成できる立場であると考える」と伝えた。
 
米国は今回の協議で、北朝鮮との対話再開に向けて対北朝鮮チャンネルの再稼働を検討していることも明らかにした。ただし対北朝鮮制裁の緩和については、「まだ前向きなインセンティブを与える時ではない」とし、時期尚早であることを明確にしたという。

申晋宇 niceshin@donga.com