「これからもっと頑張って、夫に似た子を育てていきます」
6日午後3時頃、ソウル西大門区(ソデムング)警察庁で行われた国際刑事警察機構(インターポール)殉職警察の追叙式。昨年2月、漢江(ハンガン)に飛び降りた行方不明者を捜索して殉職したソウル警察庁漢江警察隊所属の故ユ・ジェグク警衛(当時39歳)の妻のAさんは、雄々しい声でこのように話した。
Aさんはこの日、先に亡くなった夫に代わって、インターポール殉職警察の認証書を受けた。ユ警衛がこの世を去った当時、妊娠中だった妻はこの日、夫の英語名が書かれたインターポール認証書を見ながら、「元気が出る」と話したという。
金昌龍(キム・チャンリョン)警察庁長官は6日、昨年公務遂行中に殉職したユ衛と江原(カンウォン)警察庁春川(チュンチョン)警察署西部地区隊所属の故イ・ジョンウ警監(当時53歳)の遺族2人を警察庁に招待し、インターポール殉職警察認証書を追叙した。韓国警察としては初めてだ。
ユ警衛とともにインターポール殉職警察官に認められた春川警察署西部地区隊所属のイ警監は、昨年8月6日、江原道春川市衣岩(ウィアム)湖で人工水草島が流されているという通報を受けて出動し、固定作業をする途中この世を去った。
故人の1周忌を迎えたこの日、父親に代わって殉職警察認証書を受け取った2人の息子は、「父親の犠牲精神を大切にして生きたい」という意思を伝えた。イ警監は生前、人命救助や事故予防などの数々の功労が認められ、警察庁長官表彰3回、江原地方警察庁長表彰5回、春川警察署長表彰を10回も受賞した。
警察庁は、故人の崇高な犠牲を記憶するため、インターポールにい警監とユ警衛を殉職警察官として認証するよう要請し、インターポールもこれを受け入れた。インターポールは昨年から、現場で殉職した加盟国警察官の業績を称えるため、「殉職警察認証制」を運営している。現在まで、インターポール殉職警察官は、世界7カ国の19人だ。
イ・ソヨン記者 always99@donga.com