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「デルタ変異株が感染者の半数以上…第4次流行を主導」

「デルタ変異株が感染者の半数以上…第4次流行を主導」

Posted July. 27, 2021 09:14,   

Updated July. 27, 2021 09:14

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インド発「デルタ変異株」が、新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)の第4次流行を主導すると分析された。

中央防疫対策本部(防対本)の權埈郁(クォン・ジュンウク) 第2副本部長は26日のブリーフィングで、「現時点で、デルタ変異株は少なくとも(全体の)半数以上で国内流行を主導するものと把握される」とし、「まもなく全体の流行はデルタ変異株と見なしてもいい状況だ」と述べた。前日の防対本の発表によると、この1週間(18〜24日)発生した感染者の48.0%からデルタ変異株が検出された。他の変異株の検出率を大きく上回り、非変異感染よりも多かった。検査や分析にかかる時間(1、2週間)を考慮すれば、すでにデルタ変異株が全体感染の50%を大幅に上回るものと見られる。

第4次流行のテンポが恐ろしいほど速い理由は、結局のところデルタ変異株のためである。防疫が拡散のテンポに追いつけず、全国的な大流行への懸念も高まっている。26日0時基準で新型コロナの新規感染者は1318人。非首都圏での感染者は535人(40.6%)と、第4次流行開始後最も高かった。感染者が急増する慶尚南道金海市(キョンサンナムド・キムヘシ)は、27日から距離確保を第4段階に引き上げる。非首都圏のうち4番目となる。嘉泉(カチョン)大学吉(ギル)病院感染内科のサム・ハンシク教授は、「デルタ変異株は伝播速度があまりにも速く、全国的に距離確保による遮断がとても重要だ」と話した。これに関し、中央事故収拾本部(中収本)の孫映萊(ソン・ヨンレ)社会戦略班長は、「通常の距離確保の強度や防疫では伝播力を十分に抑制できない問題が発生すると判断される」とし、「以前より強くて早い措置を通じて遮断する努力が必要だ」と語った。

また防対本は、「全国民主労働組合総連盟(民主労総)の組合員3人の感染経路は、集会ではなく飲食店と確認された」とし、「この結果が、集合禁止に違反した民主労総の集会が安全に行われたということを保障するものでは決してない」と明らかにした。


趙健熙 becom@donga.com