李在明知事が映像で大統領選出馬宣言、「一生工場労働者で腐るつもりもない」

李在明（イ・ジェミョン）京畿道（キョンギド）知事は１日、午前７時３０分、ユーチューブやＳＮＳなどを通じて、約１４分間の出馬宣言映像を公開した。李氏は、２０１７年に初めて大統領選に挑戦した時は過去に働いた工場で母親らを迎えて出征式を行ったが、今回は支持者が参加する大規模な出馬宣言式は省略した。

映像では、出馬宣言文を朗読する李氏の背後に、李氏の過去の白黒やカラー写真が映し出された。公開された場面の中には、過去に李氏が工場労働者、大学生、司法研修院時代に書いたメモや日記を撮った写真もあった。「在明、しっかりしろ」、「机の前に座ると、勉強するのが嫌になる。だが、一生工場労働者で腐るつもりもない」といった自筆の言葉も映し出された。

　

新型コロナウイルスの感染が拡大する状況で、差別化された出陣式を考えた李氏側は、映像出馬式で方向を定め、公開の前日まで映像を編集し、精魂を込めたという。与野党候補の中で映像だけで出馬宣言をしたのは李氏だけ。

さらにＳＮＳを活用したのも、公開時間を午前７時３０分に決めたのも、全て李氏の支持層を念頭に置いてのことだ。李氏側関係者は、「最大限多くの市民がスマートフォンなどで映像宣言文に接することができるよう会社員の出勤時間帯を選んだ」と話した。

これは、尹錫悦（ユン・ソクヨル）前検事総長が相対的に中高年層の生活パターンを考慮して午後１時に出馬宣言をしたことと比較される。与党関係者は、「公式の出馬式を省略したのは、２日前に人々が集まった中で出征式を行った尹氏と明確に異なる姿を見せるという狙いもあるだろう」と話した。


姜聲煇 yolo@donga.com