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中米経済統合銀行の韓国事務所が汝矣島にオープン

中米経済統合銀行の韓国事務所が汝矣島にオープン

Posted June. 21, 2021 08:15,   

Updated June. 21, 2021 08:15

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中米経済統合銀行(CABEI)の韓国地域事務所が、ソウル汝矣島(ヨイド)にオープンする。2013年に仁川松島(インチョン・ソンド)に事務所をオープンした世界銀行に続き、韓国に定着する2番目の国際金融機関となる。

ソウル市と企画財政部は20日、「CABEIが最近、韓国地域事務所を汝矣島国際金融オフィスに確定するという意思を韓国に伝えた」と発表した。ソウル市が誘致交渉を始めてから3カ月ぶりのことだ。

市と政府は、年内の開設をメドにCABEIと具体的な設立・運営策を協議し、覚書(MOU)を交わすなど行政手続きを進める予定だ。

CABEIとは、エルサルバドル、ニカラグア、ホンジュラス、コスタリカ、グアテマラの中米5カ国が中米地域の均衡開発と経済統合のために設立したインフラ・エネルギーに特化した多国間開発銀行だ。現在加盟国は15カ国で、中米地域の持続可能な経済開発と成長、域内協力に必要な金融資本を投入する機能を果たしている。

韓国は昨年1月に加盟し、永久理事国に登録されている。9%の持分を持っている。CABEIは、韓国との協力に高い関心を示し、韓国は加入から2年で信託基金、対外経済協力基金(EDCF)、経済発展経験共有事業(KSP)などの協力成果を出している。今後韓国事務所は、環境にやさしいエネルギー・交通インフラ分野で韓国企業及び人材の中米市場進出を支援する予定だ。政府省庁や専門機関、地方資本市場、グリーン気候変動基金、韓国の民間銀行や他の多国間開発銀行などを連携する役割も担うことになる。国内採用も予定されている。

ソウル市の関係者は、「今回のCABEI誘致は、汝矣島がアジアの金融ハブに進む窓口になる」とし、「多国間機構への参加を通じて、韓国企業が新興市場である中米市場を先取りするなど、グローバル市場への進出に役立つものと期待している」と語った。


イ・チョンア記者 clearlee@donga.com