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マクロン仏大統領、握手しようとして平手打ちされる

マクロン仏大統領、握手しようとして平手打ちされる

Posted June. 10, 2021 08:26,   

Updated June. 10, 2021 08:26

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フランスのマクロン大統領が、地方視察中、20代の男に平手打ちされた。突然の屈辱だが、来年4月の大統領選を控えたマクロン氏には好材料という見方もある。政界が一斉に男を非難し、平手打ちされた後も毅然と対処したマクロン氏を称賛しているためだ。

ル・モンド紙などによると、マクロン氏は8日、南部ドローム県のタンレルミタージュを訪れた。2日から始まったコロナ禍の状況視察の一環だが、事実上の大統領選遊説とみられている。大統領が集まった群衆に握手をしようとした瞬間、緑色のTシャツを着たタミエン(29)という男が大統領の左頬をたたき、「モンジュワ・サンドニ」と「マクロン政権を倒せ」と叫んだ。5人の警護員がいたが、一瞬の出来事で防ぐことができず、一時騒然となった。

「モンジュワ・サンドニ」は、中世時代にフィリップ2世(1165~1223)が戦争中に軍隊を奮起させるために叫んだ掛け声だ。現代の極右派は、共和政をなくして王政時代に回帰しようという意味で好んで使う。警察は、男の近くにいた友人のアルチュール(29)も逮捕し、犯行の動機を調べている。2人は、2019年に油類税引き上げに反対した反政府デモ「黄色いベスト」にも参加したという。国家元首冒瀆罪は最大3年の懲役刑または最大4万5千ユーロ(約6100万ウォン)の罰金刑が科される。

マクロン氏は、近くの市庁に移動したが、すぐに戻って人々と握手し、写真を撮った。マクロン氏は、地元紙とのインタビューで、「何も私を妨げることはできない。常に近い距離で国民と会い、暴力の脅威があっても意思疎通する」とし、意に介さない考えを強調した。

政界は一斉に糾弾した。大統領選でマクロン氏の最大のライバルとされる極右政党「国民連合」(RN)のマリーヌ・ルペン党首は、記者会見で、「大統領への攻撃は容認できない」と述べた。急進左派「不服従のフランス」(LFI)のジャンリュック・メランション党首もツイッターに、「いかなる意見の相違も物理的攻撃を正当化できない」と投稿した。ジャン・カステックス首相、フランソワ・オランド前大統領も批判に加勢した。

現在、主要世論調査でマクロン氏の支持率は約37%で、2017の年大統領選支持率(66%)の半分の水準だ。このような状況で発生した極右青年の大統領への暴力がマクロン氏にかなりの好材料になるという観測も流れている。


金潤鍾 zozo@donga.com