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統一部長官、「対北制裁を緩和し、交渉に出てくるようにしなければ」

統一部長官、「対北制裁を緩和し、交渉に出てくるようにしなければ」

Posted June. 07, 2021 07:21,   

Updated June. 07, 2021 07:21

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李仁栄(イ・インヨン)統一部長官が6日、8月に予定された韓米合同軍事演習について、「最大限柔軟に政策調整過程を経なければならない」と話した。軍事演習を縮小または延期しなければならないと主張したのだ。李氏は、「北朝鮮を非核化交渉に早く出てくるよう誘引する意味で、制裁の緩和を触媒剤に活用する」考えを明らかにした。交渉前に先に制裁を緩和するという意味にも読め、論議が予想される。

 

李氏は同日、KBS「日曜診断ライブ」に出演し、「韓米合同軍事演習が韓半島に緊張をつくり、さらに高める形に作用することは望まない」と強調した。また、「いくつかの状況を総合的に考慮して、軍事演習をどのようにするのか最終的に決める必要があると考える」とし、「北朝鮮も(軍事演習に対して)柔軟に接近することを望む」と述べた。

李氏は、制裁緩和を主張し、「非核化の進展状況によって非商業用の公共インフラに該当する鉄道や道路における協力は軍事的転用の可能性がなく、核・ミサイルが関連しないという条件で国民と国際的共感の下、少し先行して(制裁を緩和)するのはどうか」と述べた。「特に生活必需品などの分野で、先に制裁を緩和したり部分的に解除する措置を取るなら、北朝鮮が非核化過程に早く応じることができるのではないか」とも述べた。


崔智善 aurinko@donga.com