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文大統領の訪米、動線に含まれた「人種差別反対」メッセージ

文大統領の訪米、動線に含まれた「人種差別反対」メッセージ

Posted May. 20, 2021 07:27,   

Updated May. 20, 2021 07:27

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20日(現地時間)から米ワシントンで始まる文在寅(ムン・ジェイン)大統領の動線には、最近、米国内で深刻化しているアジア系への嫌悪など人種差別に反対するメッセージが含まれるという分析が与党から出ている。

19日、大統領府によると、文大統領は5日間の訪米の間、バイデン大統領のほかにもハリス副大統領、ペロシ下院議長、ウィルトン・グレゴリー枢機卿など象徴性のある要人に会う。ハリス氏は米国初の女性副大統領で、ジャマイカ出身の父、インド南部タルミナド州出身の母という移民の両親のもとに生まれた。ペロシ氏は、アジア系憎悪犯罪(ヘイトクライム)防止法の通過に尽力した。米下院は18日(現地時間)、米国に住むアジア系に対する憎悪犯罪防止法を圧倒的多数で通過させた。米国初の黒人枢機卿であるグレゴリー枢機卿は昨年5月、米国の人種差別抗議デモを触発したジョージ・フロイドさんが死亡事件の時、葛藤解消のために努力したという評価を受けている。

文大統領が訪問するSKイノベーションのバッテリー工場があるジョージア州アトランタは今年3月、銃撃事件で韓国人女性4人を含めアジア系女性ら8人が死亡した地域だ。外交筋は、「当時、李秀赫(イ・スヒョク)駐米大使が韓国人犠牲者の葬儀に参列せず、在米同胞社会で議論になったため、文大統領の工場訪問の際、追悼メッセージがあるのではないか」と見通した。


黃炯? constant25@donga.com