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韓国系女性4人殺害、アトランタ連続銃撃犯に憎悪犯罪を適用し死刑求刑

韓国系女性4人殺害、アトランタ連続銃撃犯に憎悪犯罪を適用し死刑求刑

Posted May. 13, 2021 08:07,   

Updated May. 13, 2021 08:07

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韓国系女性4人を死亡させた米ジョージア州アトランタの連続銃撃犯に対して、検察は「憎悪犯罪」容疑を適用して、死刑を求刑することを明らかにした。

11日、AP通信などによると、ジョージア州フルトン郡の大陪審は、銃撃犯ロバート・アーロン・ロング容疑者(22)を、殺人を含む凶器攻撃、銃所持、国内テロなどの容疑で起訴した。今回の起訴は、韓国人4人が死亡したアトランタ・スパ2カ所の犯行を対象に行った。チェロキー郡で発生した4人の銃撃殺人については、別途の司法手続きが行われている。チェロキー郡の検察は、憎悪犯罪を適用するかどうかをまだ明らかにしていない。

同日、フルトン郡検事長のファニー・ウィリス氏は記者会見を開き、「銃撃犯が捜査当局に提出した資料を検討した結果、死刑求刑と憎悪犯罪適用が適切だと判断した」とし、「人種や出身に関係なくすべての社会構成員は保護されて当然だ」と明言した。さらに「昨年7月の憎悪犯罪関連法改正後、適用される初の事例だ」と強調した。新たに改正されたジョージア州法は、陪審員が審理過程で基本容疑の有罪を決定後、憎悪犯罪かどうかも判断して加重処罰を下すようにしている。

ウィリス検事長は昨年、検事長選挙の過程で死刑求刑はしないと約束したが、今回それを覆した。氏は、「昨年、死刑が必要な事件を想像しにくいと明らかにしたことがあるが、不幸にも任期開始から数カ月後にこうした事件が発生した」と説明した。

ロング容疑者は3月16日、アトランタ市内のスパ2カ所とチェロキー郡のマッサージショップ1カ所で無差別に銃撃を加え、8人が死亡、1人が負傷した。アトランタ・スパ2カ所で死亡した被害者4人は、いずれも在米韓国人女性だった。チェロキー郡では、アジア系女性2人と白人2人が死亡し、1人が重傷を負った。ロング容疑者は逮捕後、「性中毒症がある」とし、「自分を誘惑しようとするところを無くすために犯行に出た」とし、憎悪犯罪ではないという趣旨を主張した。


金民 kimmin@donga.com