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基礎科学研、世界最強なレーザー開発

Posted May. 07, 2021 07:29,   

Updated May. 07, 2021 07:29

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基礎科学研究院(IBS)が世界で最も強力なレーザーを作るのに成功した。宇宙と似た環境を作って、量子力学の極限物理現象を探求できると期待される。

IBSのナム・チャンヒ超強力レーザー科学研究団長のチームは6日、レーザーを1平方センチメートル当たり1.1×10²³ワットの強さで集めることに初めて成功したと明らかにした。1平方センチメートル当たり10²³ワット以上のレーザーは極度に強い電場を作り、星が爆発するのと同じ宇宙天文現象の環境を作ることができる。量子力学の理論でだけ予測される物理現象を直接実験できるほど強力だ。

 

今回の記録は、2004年に米ミシガン大学が1平方センチメートル当たり10²²ワットの強さに到達して以来17年ぶりの記録だ。欧州連合(EU)や米国、中国は、この記録を目指してレーザーを開発している。

強力なレーザーを作るには、エネルギーをできるだけ短時間に狭い空間に圧縮し、瞬間的に出力しなければならない。研究チームは、レーザービームの歪みを補正する大口径の変形鏡とビームを効果的に集める大口径非軸放物面鏡を製作した。その結果、4ペタワット(1ペタワットは1000兆ワット)のレーザービームを直径1マイクロメーター(1マイクロメーターは100万分の1メートル)空間に集めることに成功し、集束度を従来の2倍に上げた。研究結果は6日、国際学術誌「オプティカ」に掲載された。


チョ・スンハン東亜サイエンス記者 shinjsh@donga.com