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軍が「隔離将兵の粗末な給食」問題で全数調査実施へ

軍が「隔離将兵の粗末な給食」問題で全数調査実施へ

Posted April. 27, 2021 08:20,   

Updated April. 27, 2021 08:20

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新型コロナウイルス感染予防のため、休暇復帰後、義務隔離された兵士に提供された給食が粗末だという暴露が相次ぎ、軍当局が後になって全数調査など後続対策作りに乗り出した。

夫勝粲(ブ・スンチャン)国防部報道官は26日の定例ブリーフィングで、「食材供給と配食システムなどの給食体系を部隊指揮官の責任の下で一斉点検し、隔離将兵に対する給食環境を積極的に改善する計画だ」と明らかにした。これに先立って、徐旭(ソ・ウク)国防部長官は24日、海軍第2艦隊司令部の兵士食堂を訪れ、隔離将兵の給食システムを点検した。

陸軍は、南泳臣(ナム・ヨンシン)陸軍参謀総長の指示に従って、全部隊の新型コロナの隔離施設と給食の実態についての全数調査に着手した。給食人員の把握から配膳まで、給養担当官→部署長→指揮官へと続く3重確認体系を稼動することにしたと、陸軍は明らかにした。

今回の「粗末な給食」論議は18日、兵士と推定される隔離者がソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)に使い捨て容器に提供された給食の写真を掲載後、「携帯電話も返却し、テレビもなく、ご飯はこういうふうなのは、刑務所とどこが違うのか」と吐露したことから触発された。

一方、25日、とある陸軍部隊では、毎月誕生日を迎える兵士にケーキを支給するため、1人当たりの予算1万5000ウォンが割り当てられたにもかかわらず、1000ウォンのパンが支給されたという主張も出た。陸軍の関係者は、「該当部隊の誕生日ケーキの需給契約が遅れたことでもたらされた事例だ」とし、「誕生日ケーキをもらえなかった兵士たちに遡及する方針だ」と話した。


申圭鎭 newjin@donga.com