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軍の粗末な給食問題、2021年の韓国で起こり得ることか

軍の粗末な給食問題、2021年の韓国で起こり得ることか

Posted April. 27, 2021 08:20,   

Updated April. 27, 2021 08:20

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休暇から復帰後、新型コロナ予防のために一定期間隔離された兵士に粗末な食事が提供されたという暴露が最近相次ぎ、「軍の粗末な給食」を巡る議論が広がっている。徐旭(ソ・ウク)国防部長官が直接給食現場を訪れ、国防部が現場点検に着手するなど、一歩遅れて慌てている様子だ。粗末な給食を巡る議論が、2021年に大韓民国の軍隊で起きたこと自体があきれたことだ。新型コロナという非常状況で、隔離された兵士の処遇に対する軍の指揮部と現場の指揮官たちのずさんな管理の責任を明確に問わなければならないだろう。

兵士らが直接写真を撮って告発した給食の実態を見ると、一飯四菜の基本指針も守らなかった事例が多かった。とある隔離兵士の写真には、白米に少しのおかずがあり、汁物の部分は空だった。また、別の情報提供の書き込みには、白い発泡スチロールの弁当に白米とナムルが少し、カクテキ2個だけの写真が掲載された。SNSでは書き込みを通じて、「どの部隊の給食がより粗末なのか」と競う状況まで起きている。にもかかわらず軍当局は、第一線部隊の状況が異なることから生じる些細な問題と認識して、実態点検を疎かにしたのだ。

国防予算52兆ウォン時代に、国を守る兵士の士気と直結した「食事」問題は恥ずかしいことだ。今年、将兵1人の1日の給食費は8790ウォンで、一食の単価は2930ウォンの割合だ。人件費を勘案しても中高生の給食単価より低い水準だという。給食費自体が適正な水準なのか、これを機に綿密に検討する必要がある。また、与えられた予算の中で、給食の量と質が効率的に管理されているかどうかも点検しなければならない。

与党「共に民主党」は最近、20代男性の支持率を高めるために力を尽くしている。軍加算点復活主張などに続き、金炳基(キム・ビョンギ)議員は昨日、軍服務者を国家有功者として礼遇する法律制定案を発議するとし、「軍隊に行ってきたことは官職についたことと同じだ」と主張した。党論として意見がまとまっていない中途半端な案を、いたるところから次々と出す前に、現在、服務中の兵士が食事を適切に摂取できているかどうかについて、しっかり目を通すべきだ。