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中国への送金が今月950%急増 「キムチプレミアム狙った不法外国為替取引手法が流行」

中国への送金が今月950%急増 「キムチプレミアム狙った不法外国為替取引手法が流行」

Posted April. 24, 2021 08:13,   

Updated April. 24, 2021 08:13

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殷成洙(ウン・ソンス)金融委員長の仮想通貨市場に対する口頭警告以降、韓国市場の仮想通貨価格が国際相場よりも下落し、「キムチプレミアム」(国内仮想通貨が海外より高い価格で取引される現象)も減少した。

仮想通貨相場の比較サイト「クライプライス」によると、23日午後5時基準の韓国の仮想通貨取引所アップビットで、ビットコインはグローバル取引所のバイナンスに比べて4.24%高い価格で取引された。前日の22日午後6時基準で、両取引所のビットコインの相場差(7.59%)より3%ポイント以上減少した。国内で高く形成されていたビットコインの価格が海外取引所よりさらに下落し、キムチプレミアムが減少したのだ。

これまで「キムチプレミアム」が大きくなり、中国と韓国での仮想通貨相場の差を狙う差益取引と疑われていた海外送金も急増していることが分かった。最大野党「国民の力」の成一鍾(ソン・イルジョン)議員が金融監督院から受け取った資料によると、KB国民(クンミン)、新韓(シンハン)、ハナ、ウリィ、NH農協の5大都市銀行から非居住者、外国人などが今月1日から13日まで、中国に送金した金額は9759万7000ドルと集計された。昨年の月平均送金額の929万3000ドルより950%増えた規模だ。わずか13日間で、昨年1カ月平均の10倍に膨らんだのだ。金融界の関係者は、「中国への送金額が異常に急増する現在の状況は、仮想通貨差益取引以外には説明できない」とし「キムチプレミアムが1~2%でも存在する限り、こうした試みは絶えず行われる可能性が高い」と語った。


シン・ジファン記者 jhshin93@donga.com