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欧州20チームでスーパーリーグ創設へ、孫興民の代表戦出場にも影響か

欧州20チームでスーパーリーグ創設へ、孫興民の代表戦出場にも影響か

Posted April. 20, 2021 08:16,   

Updated April. 20, 2021 08:16

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イングランド・プレミアリーグ(EPL)のトッテナム・ホットスパーなど欧州各リーグの主要クラブが2022-2023シーズンに新設される欧州スーパーリーグ(ESL)への参加を決めた。このため、孫興民(ソン・フンミン=29、トッテナム)が代表戦に出場できなくなる可能性も出てきた。

ESLは19日、「欧州の12チームが一堂に会し、クラブが主管する新しい平日大会のスーパーリーグの創設に同意した」と公式発表した。ESL参加を決定したクラブは、トッテナム、アーセナル、チェルシー、リバプール、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド(以上EPL)をはじめ、ACミラン、インテル・ミラノ、ユベントス(以上イタリア)、アトレティコ・マドリード、FCバルセロナ、レアル・マドリード(以上スペイン)の12チーム。

すでに参加を確定した12チームに、さらに3チームが追加で合流を表明し、15チームが創設メンバーになる。これに、直前シーズンの成績に応じて出場資格が与えられる5チームを加えて計20チームによるがリーグを展開する予定だ。各リーグのレギュラーリーグとは別に、8月から週半ばに試合が行われる。

ESL創設の目的は結局「お金」だ。米紙ニューヨークタイムズなどのメディアによると、米国の金融大手JPモルガンがESLに46億ポンド(約7兆1309億ウォン)を投資する。創設クラブは最低1億3000万ポンド(約2014億ウォン)がもらえ、優勝すれば最大2億1200万ポンド(約3283億ウォン)までもらえる。2019-2020シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(CL)は優勝チームに1900万ユーロ(約254億ウォン)の賞金を与えた。ESLは、「創設クラブにインフラ投資などの名目で35億ユーロ(約4兆6835億ウォン)が与えられる」と明らかにした。最近、新型コロナウイルス感染症の影響で財政が悪化したクラブとしては断れない金額だ。

UEFAと各国サッカー協会はもちろん、国際サッカー連盟(FIFA)も強く反対している。UEFAは各リーグの事務局と共同で発表した声明で、「大会が創設されれば、これを防ぐために各リーグが連携して可能なすべての措置を検討する」との立場を示した。FIFAと6大陸の連盟も「スーパーリーグに参加するクラブは、国内外のリーグや国際大会への参加が禁止される。また、これらのクラブに所属する選手は代表チームでもプレーできなくなるだろう」と警告した。孫興民が所属するトッテナムがESLに参加すれば、同クラブ所属の孫興民も代表戦でプレーできなくなる。


金東昱 creating@donga.com