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「国民の力」と「国民の党」、合同巡り神経戦

「国民の力」と「国民の党」、合同巡り神経戦

Posted April. 16, 2021 08:18,   

Updated April. 16, 2021 08:18

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4月7日の再・補欠選挙の勝利後、野党「国民の力」と「国民の党」が合流をめぐって1週間も神経戦を繰り広げている。「国民の力」の朱豪英(チュ・ホヨン)党代表権限代行兼院内代表は15日、「来週内には(合流に対する)結論も出る。恐らく良い結果があるだろう」と述べたが、「国民の党」の権垠希(クォン・ウンヒ)院内代表は、「合流は時間がかかるほかない」と線を引いた。

朱氏は同日、仏教放送のラジオ番組に出演し、「16日に議員総会を開き、合流について意見をまとめ、19日に全国市・道党委員長会議を開いて整理する」とし、来週内に「国民の党」と合流するスケジュールを提示した。また「(合流議論で「国民の党」が)持分を要求しない。財産関係もすっきりしている」とし、「(「国民の党」)事務局職員も数も1桁ほどなので、統合になれば、集まるのに特に支障はない」とも述べた。合流と全党大会の前後関係については、「合流後に全党大会を開催するのがいいという意見が多い」と強調した。

一方、「国民の党」の権氏は同日、YTNラジオに出演し、「『国民の党』は『国民の力』の衛星政党では決してない。(合流は)時間がかかるほかない」と述べ、朱氏との温度差を見せた。また、権氏は、「国民の力」内部で吸収統合の主張が出ていることについても、「議席数を基準に吸収統合の対象にするということは、中道と実用の価値を設定し、独立的結社体である『国民の党』が全く予想できない内容」と強調した。

合流をめぐって、「国民の力」内部でも意見がまとまっていない。同日午前に開かれた非常対策委員会会議では、「性急な合流はやめよう。合流は当然のことではなく、党員の意思を聴かなければならない」という意見が出ているという。

また、多くの非常対策委員らは、朱氏に対して、「(党代表の出馬決定と関連して)去就表明を早くしてこそ、葛藤が解決される」とし、「合流と党代表の問題で、選挙後の国民生活の解決、刷新のためのゴールデンタイムが日々消耗されている」と迫った。これに対して朱氏は、「一度も私的な利益を追求して政治をしたことはない。5月までの任期を固守する考えはない」と答えたという。


チョン・ジュヨン記者 ユン・ダビン記者 aimhigh@donga.com · empty@donga.com