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米国に引き渡された北朝鮮男性、裁判所に出廷

米国に引き渡された北朝鮮男性、裁判所に出廷

Posted March. 24, 2021 08:09,   

Updated March. 24, 2021 08:09

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資金洗浄などの罪に問われ、マレーシアから米国に引き渡された北朝鮮人男性のムン・チョルミョン被告が22日(現地時間)、ワシントンの連邦裁判所に出廷した。ムン被告が150万ドルを上回る資金を違法取り引きし資金洗浄する過程に北朝鮮偵察総局が関与していると、米司法省は明らかにした。

 

司法省は同日、報道資料で、「2年近く法的手続きを進め、北朝鮮国籍のムン被告が米国に引き渡された。北朝鮮国籍者が米国に引き渡された初の事例」と強調した。司法省はムン被告が6件の資金洗浄の罪に問われていると伝えた。

 

報道資料によると、ムン被告は北朝鮮にぜいたく品を調達するために米国の金融システムを利用し、2013年4月から18年11月にかけて偽装会社や偽名の銀行口座を使って送金するなど、米金融網につながった銀行を通じて150万ドル以上が取り引きされた。ムン被告の活動は、米国と国連の制裁対象である偵察総局とも関係があると司法省は見ている。アラン・コーラー米連邦捜査局(FBI)副局長は、「ムン被告が(今後米国に引き渡される)最初のケースになるだろう」と話した。


ワシントン=イ・ジョンウン特派員 lightee@donga.com