Go to contents

映画『ミナリ』が「アカデミー賞」6部門ノミネート、チョン監督「祖母が植えたミナリが祝福に」

映画『ミナリ』が「アカデミー賞」6部門ノミネート、チョン監督「祖母が植えたミナリが祝福に」

Posted March. 18, 2021 07:54,   

Updated March. 18, 2021 07:54

한국어

「祖母が川辺に植えたミナリが育って、私に祝福を与えたようです」

映画「ミナリ」のリー・アイザック・チョン監督(42)が17日、国内配給会社パンシネマを通じて伝えた感想だ。15日に第93回アカデミー賞の最終候補が発表され、「ミナリ」は最高の栄誉である作品賞をはじめ監督賞、脚本賞、助演女優賞、主演男優賞、音楽賞の6部門にノミネートされた。昨年、作品賞を受賞した奉俊昊(ポン・ジュンホ)監督の「パラサイト」に続き韓国語の映画がアカデミー作品賞を受賞するか注目される。 

チョン氏は、「この映画を作る旅程の間、このようなことが起こるとは想像もしなかった。オスカーの瞬間がなぜ限りない感謝の言葉で満たされるのか理解できる。アーカンソーの農場の家を愛で満たしてくれた母、父、姉に特に感謝する」と述べた。チョン氏は、韓国俳優で初めてアカデミー助演女優賞にノミネートされた尹汝貞(ユン・ヨジョン)氏(73)について、「世界の舞台で尹先生の作品が栄誉を享受する歴史を作れるよう支持してくれた韓国の観客にも感謝する」と付け加えた。

 

本当の家族のような演技を見せた俳優の感想も続いている。アジア系米国人で初めてアカデミー主演男優賞にノミネートされたスティーブン・ヨン氏(38)は、「この数年と今回の映画を通じて学んだことがあるなら、人生は分かち合わなければならないということだ。すばらしい俳優やスタッフと人生を共にできて幸せだった。私はただ彼らのおかげでこの場にいると考える」と話した。

 

ミナリの主題歌「Rain Song」でアカデミー主題歌賞の1次候補に挙がったが、最終候補の敷居を越えることができなかったハン・イェリ氏(37)は、「私が好きな人々が努力した報奨を受けるようで気分がいい。皆で成し遂げた成果に少しでも力になれてとてもうれしい」と話した。また、「一緒に食事をした家と人々が懐かしい。毎日撮影が終われば、その日撮ったシーンを整理し、明日のために互いを応援し、励まし合った食事の時間が思い出される」とし、撮影現場への思いを伝えた。

スティーブン・ヨン氏とハン・イェリ氏の息子を演じたアラン・キム君(8)は、「ママとパパが『ミナリがノミネートされた』と言って喜んだ。6つもと言われ本当にびっくりした。ミナリのファミリーが会って、ミーティングをした。会いたかったので本当にうれしい」と愛らしい感想を伝えた。


金哉希 jetti@donga.com