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トロント・柳賢振、オープン戦で4回4奪三振無失点で初勝利

トロント・柳賢振、オープン戦で4回4奪三振無失点で初勝利

Posted March. 17, 2021 08:15,   

Updated March. 17, 2021 08:15

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満点の模擬テストだった。

米大リーグ(MLB)トロント・ブルージェイズのエース、柳賢振(リュ・ヒョンジン=34)が自身の2度目のオープン戦で先発勝利を飾り、レギュラシーズンでの活躍に期待感を高めた。

柳賢振は16日、フロリダ州レイクランドにあるパブリックス・フィールド・アット・ジョーカー・マーチャント・スタジアムで行われたデトロイト・タイガースとのアウェー試合に先発登板し、4回を投げ、四死球なしに2被安打4奪三振、無失点の好投をし、オープン戦で初勝利を収めた。試合はトロントが4-0で勝った。

何よりファストボールの球威は満足のいく内容だった。柳賢振は同日、平均球速90.4マイル(約145キロ)の力強いファストボールを投げた。最高球速は92.2マイル(約148キロ)まで出た。カットファストボール(カッター)、カーブ、チェンジアップなど多様な球種を駆使する柳賢振の長所を生かすためには、速球が伴わなければならない。ジ・アスレチックは昨年、「柳賢振のファストボールの平均球速が2019年シーズン90.6マイル(約146キロ)から2020年は89.6マイル(約144キロ)に落ちた。球速が下がった試合では乱打された」として球速の重要性を強調いた。

球速を一定レベルまで上げた柳賢振は同日、1回と3回に2つずつ計4三振を奪い、順調に試合を進めた。3回に連続安打を浴びて迎えた無死1、2塁のピンチでは、フライに続いて連続奪三振で失点せずイニングを終えた。1、2、4回はいずれも三者凡退に仕留めた。投球数は4回までに最大60球を投げる予定だったが、49球で仕事を終えた。その後は、ブルペンで15球まで投げて目標投球数を消化した。

試合後、柳賢振は「スプリングキャンプで投球数とイニング数を増やしている。開幕まであと2、3週だが、それまでに体作りは仕上がると思う」と語った。MLB.comも「彼の投球は、開幕に合わせて準備が進んでいるようにみえる。チェンジアップが鋭かった」と評価した。

特に、移籍したばかりの昨年のような開幕2試合での不調は繰り返すまいと意気込んでいる。柳賢振は、新型コロナウイルスに感染拡大で7月に開幕した昨年は、最初の2試合で9回を投げて防御率8.00と振るわず1敗を記録した。柳賢振は、「昨年初めの数試合は苦しかったが、また同じようなことを経験したくはない。初戦から準備した状態で登板できるよう努めている」と話した。

柳賢振は、シーズン開幕戦の4月2日、ニューヨーク・ヤンキースを相手に登板する可能性が高い。ロサンゼルス・ドジャーズ所属だった2019年から3年連続の開幕戦登板を狙う。トロントのチャーリー・モントーヨー監督は、「ファストボールには力があり、変化球もよかった」と満足感を示しながらも、開幕戦先発登板の有無については「まだ(開幕まで)2週間半も残っている」とコメントを控えた。


姜泓求 windup@donga.com