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アン・ビョンフンが17番でオクタブルボギー、「魔の17番」で11打

アン・ビョンフンが17番でオクタブルボギー、「魔の17番」で11打

Posted March. 13, 2021 08:20,   

Updated March. 13, 2021 08:20

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アン・ビョンフンには悪夢のような一日だった。

米男子ツアー(PGA)で第5のメジャー戦と呼ばれるプレーヤーズ選手権の初日に「魔の17番」(パー3)だけで4度も池に落とし、11打を叩いてようやくホールアウトする惨事を演じた。

アン・ビョンフンは12日、米フロリダ州ポンテベドラビーチのTPCソーグラス・スタジアムコース(パー72)で行われた初日に17番だけでオクタブルボギー(パー3での11打)を記録するなど11オーバーで回り、暫定150位タイに沈んだ。アン・ビョンフンより酷いスコアはヘンリク・ステンソン(13オーバー)だけだ。

16番(パー5)でバーディーを奪って1オーバーを記録したアン・ビョンフンだが、17番で大惨事を起こした。この日、143ヤードに設定された17番は、グリーンが水に囲まれた「アイルランド・グリーン」だ。全長は長くないが、周囲の森から強くて変化の激しい風が吹くため、クラブの選択を悩ませるなど難コースで知られるホールだ。大会期間だけでなく、一般来場客のラウンドを含め、年間約12万個のボールが池に落ちるため、ボールを拾うのに年に4回もダイバーを動員しなければならないほどだ。

アン・ビョンフンのティーショットはグリーンに届かず池に落ちた。そこから、アン・ビョンジュン自身も沼にはまり始めた。1罰打を受けてドロップゾーンに移した。3打目と5打目はグリーンに跳ねて池ポチャに。7打目はオングリーンするとみられたが、バックスピンがかかり再び水に落ちた。9打目でボールをグリーンに乗せたが、このパッティングもカップを通り過ぎた。2パットでホールアウトし、スコアカードには「11」の数字が記された。同大会の17番で、2番目のワーストスコアだ。ワーストスコアは2005年、ボブ・ツエー(米国)が3日目に4度も池ポチャし、3パットでホールアウトして記録した「12打」。

初日を終えた後、アン・ビョンフンはツイッターに「誰にも悪い日があり、僕たちはこれを乗り越える方法を学ばなければならない。しかし17番でのティーショットはひどかった」とつぶやいた。 17番での自身の映像とともに「17番で11打を打ちそうな友達をタグしてほしい」というゴルフチャンネルの書き込みに自身の名前をハッシュタグした。

同日、韓国系のケビン・ナ(米)も3度水に落とし、クインチュープルボギー(5オーバー)を記録するなど、計35個のボールが水に落ちた。2007年の初日(50個)に続き史上2番目に多い記録だ。ケビン・ナは腰に痛みを訴えて棄権した。

もちろん、誰かにとってはうっとりするホールにもなる。 2019年大会ではライアン・ムーア(米)はじめ計9人がホールインワンの喜びを味わった。1997年の4日目にホールインワンを記録したフレッド·カプルス(米国)は2年後の1999年大会の初日にティーショットを水に落とした後、1罰打を受け、ティーボックスで一気にカップに沈め、いわゆる「ハザードパー」を記録した。

2008年の同大会優勝者のセルヒオ・ガルシア(41=スペイン)2イーグルを含む7アンダー65で単独首位に立った。ガルシアは17番でパーを記録した。


姜泓求 windup@donga.com