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出前アプリ「配達の民族」創業者、 私財1000億ウォンで職員とライダーに激励金

出前アプリ「配達の民族」創業者、 私財1000億ウォンで職員とライダーに激励金

Posted March. 12, 2021 07:41,   

Updated March. 12, 2021 07:41

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出前アプリ「配達の民族(ペミン)」を運営する「優雅な兄弟たち」の金逢進(キム・ボンジン)議長(写真)が、1000億ウォン台の私財を拠出して、職員やライダーなど約4300人に株式と激励金を支給する。

金議長は11日、職員やライダーなどに、「今まで汗を流して尽力してくださったことに感謝の気持ちを込めて私の個人的なプレゼントを伝えたい。わたしが持っているドイツ・デリバリーヒーロー(DH)の株式を差し上げたい」という内容のメッセージを発送した。

株の支給対象は、先月までに入社した優雅な兄弟たち、優雅な青年たち、海外法人(ベトナム・日本)の全構成員1700人だ。株式は職級と成果に関係なく、勤務期間によって差をつけて支給される。1人当たり平均5000万ウォンをもらう見通しだ。ただ、実際の株式は3年後の2024年に支給される。金議長の株式は、DHとの契約によって3年間処分できないからだ。2024年前に退社する場合も、すべて株式を支給する方針だ。

ライダー約400人は来月、200万〜500万ウォン相当の株式を受け取る。DH側がライダーらに対し、契約とは関係なく直ちに株を支給してもいいと了解したためだ。1年以上契約を維持し、1日に20件以上配達した日が年200日以上のライダーが対象となる。

株式取得の要件が満たされていなくても、6カ月間、月400件以上配達したライダー1390人には、1人当たり100万ウォンずつの激励金が支給される。Bマートの倉庫職員や期間制職員など830人あまりも、1人当たり100万〜150万ウォンの激励金をもらう。

これに先立って金議長は先月、「ギビング・フレッジ」に加入して、財産の半分を社会に寄付することを約束している。金議長は今月中に、家族と一緒にシンガポールに向け出国し、「ベミン・アジア進出拠点」である「優雅DHアジア」の設立作業に取り組むという。


申東秦 shine@donga.com