Go to contents

「怪力」デシャンボーが湖越え370ヤードライバー、アーノルド・パーマー3日目

「怪力」デシャンボーが湖越え370ヤードライバー、アーノルド・パーマー3日目

Posted March. 08, 2021 08:15,   

Updated March. 08, 2021 08:15

한국어

湖の前に立って風向きを読んでいたブライソン·デシャンボー(28=米国)がキャディバッグからドライバーを取り出すと、数百人のギャラリーの間から歓声が上がった。大きく息を吐き出しては、力いっぱいドライバーを振り抜いた。ボールが落ちる前に湖を越えたことを確信したかのように両手を突き上げた。明るい笑みを浮かべたデシャンボーは、キャディのティム・タッカーからたんぱく質シェイクを渡された。ギャラリーの一人は「ボールが割れないのが不思議」と舌を巻いた。

「怪力の飛ばし屋」デシャンボーがパー5ホールでドライバーでの1オンを試みた7日、米フロリダ州オーランドのベイヒル・クラブ&ロッジ(パー72)で行われた米男子ツアー(PGA)アーノルド・パーマー招待3日目に6番(パー5)で、ドライバーティーショットで実に370ヤード(約339m)を飛ばした。キャリー344ヤード(約315メートル)で、ボールスピードは時速196マイル(約315キロ)、クラブのヘッドスピードは137マイル(約220キロ)に達した。デシャンボーは今季のドライバー平均飛距離が323.9ヤード(約296m)でツアー全体1位だ。

ボールはピンから70ヤード離れたグリーン前右のラフに落ち1オンにはならなかったが、怪力を見せつけたという賛辞を浴びた。555ヤードの6番は、この日は531ヤードに設定された。ティーインググラウンドからグリーンまで水を挟んでいる左側のドッグレッグホールだ。湖を横切る場合、340ヤード以上で直接グリーンを攻略できる。これに先立って、初日と2日目は、デシャンボーもフェアウェーに送ってからグリーンに乗せる戦略を取った。

ラウンドを終えた後、デシャンボーは「優勝したような気持ちだった。ボールが溺れていないことを確認した時は鳥肌が立った。ファンが望む場面を見せることができた」と満足げだった。これに先立って7番で試合をしていたジョーダン・スピース(米)も湖の反対側でデシャンボーのボールを見て驚きを隠さなかった。

6番を軽くバーディーで終えたデシャンボーは、6バーディー、2ボギーでスコアを4つ伸ばし、通算10アンダー「206」を記録し、48歳のベテラン首位リー・ウェストウッドに1打差の2位タイだ。ゴルフウィークは「デシャンボーが最終日には6番で1オンをトライしないようだ」と報じた。


姜泓求 windup@donga.com