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ゴールデングローブ賞受賞の「ミナリ」、国内前売り率1位

ゴールデングローブ賞受賞の「ミナリ」、国内前売り率1位

Posted March. 04, 2021 08:09,   

Updated March. 04, 2021 08:09

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「この映画が、すべての人についてのことになるのを望むだけです」

米ゴールデングローブ賞の授賞式で1日、外国語映画賞を受賞した「ミナリ」のリー・アイザック・チョン監督が、国内封切りの3日、韓国に送ったメッセージだ。チョン氏は国内配給会社パンシネマを通じて伝えた受賞の感想で、「もっと多くの人々がミナリについて話し始めた。また、米国人になるということが何を意味するのか、外国人が話し始めた。ただ皆さんがこの映画を見ることを願う。それがゴールデングローブの真の影響力だと考える」と話した。

 

ミナリは、ゴールデングローブ賞受賞の便りが伝えられた1日午後から、国内の前売り率1位になり、3日(午後4時基準)の前売り率は32.5%となった。4日に封切るディズニーの新作アニメーション「ラーヤと龍の王国」の前売り率(20.1%)を大きくリードしている。

ミナリは1980年代、米アーカンソーの田舎町で暮らす韓国人移民家族が米国で定着する姿を描いた。米国で生まれた移民2世のチョン氏の幼年時代をもとにしたこの映画は、米現地の多くの移民が経験したアイデンティティ混乱はもとより、その過程で支え合って困難を克服する家族愛を盛り込み、大きな反響を呼んだ。

4月25日に開かれるアカデミー賞授賞式でも、ミナリが良い成績をおさめるという観測が続いている。米エンターテイメント業界紙「バラエティ」は、アカデミー賞受賞者を予測する記事で、祖母スンジャを演じたユン・ヨジョン氏を助演女優賞候補1位に選んだ。ハン・イェリ氏は、主演女優賞候補5位、ステイーブン・ヨン氏は主演男優賞候補4位にそれぞれノミネートされた。ミナリは作品賞候補3位に選ばれた。


金哉希 jetti@donga.com