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トリプルA開幕を1ヵ月延期、梁玹種の適応への影響は必至

トリプルA開幕を1ヵ月延期、梁玹種の適応への影響は必至

Posted March. 04, 2021 08:09,   

Updated March. 04, 2021 08:09

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梁玹種(ヤン・ヒョンジョン)に大リーグの開幕ロースター入りしなければならない理由がもう一つできた。

MLB事務局は3日、「新型コロナウイルスの拡大防止のため『昇格予想選手待機制度』を今年も運営することにした。これを受け、4月7日に予定されていたマイナーリーグ・トリプルAの開幕も少なくとも1ヵ月ほど遅らせることにした」と発表した。

マイナー選手が都市と都市を移動しながら試合を行えば、自ずとコロナ感染への不安も高まる。MLBが防疫策を徹底しても、マイナーから昇格した選手が陽性反応を示せば、メジャーリーグまで影響を受ける。

そこで対策としてまとめたが昇格予想選手待機制度だ。故障者が出た場合、メジャー昇格の見込みがある選手は、マイナー試合に参加する代わりに、球団が用意した特別キャンプに泊まりながら「呼び出し」を待つ。対象となる選手はトリプルAに一番多いのが一般的で、彼らが抜けるとトリプルAチームもシーズンをまともに消化できなくなるため、最初から開幕を延期したのだ。

MLB事務局は、「現在、米国内のコロナワクチン接種ペースを考えると、5月にはマイナー選手を呼び上げるのに大きな問題がない状況になる」との見方を示している。

梁玹種は先月にテキサス・レンジャーズに入団する際、メジャー合流の有無によって年俸など条件が変わるスプリット契約を結んだ。開幕ロースターに入れなければ、この特別キャンプでシーズンを始める可能性が高い。そうなれば、米国進出の最初の1ヵ月間は実戦を経験できなくなり、リーグへの適応はさらに難しくなる。逆に、メジャーリーグで開幕を迎えると、このような問題で悩む必要はなくなる。


黃奎引 kini@donga.com