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李萬熙氏に続き「新天地」幹部8人に無罪

李萬熙氏に続き「新天地」幹部8人に無罪

Posted February. 04, 2021 09:33,   

Updated February. 04, 2021 09:33

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裁判所は3日、新型コロナウイルス防疫活動を妨害した罪で起訴された新天地キリスト教(新天地)大邱(テグ)教会幹部8人に無罪を言い渡した。

大邱地方裁判所第11刑事部(部長判事=金相潤)は昨年2月、新天地の大邱教会を中心に新型コロナが急速に広がった当時、133人の身元情報を外してから信者リストを提出し、大邱市の疫学調査業務を妨害した罪で起訴されたチェ某タダイ支派長(53)ら8人に無罪を言い渡した。タダイ支派は、大邱慶尚北道(キョンサンプクト)地域の新天地の信者を総括する支派だ。

裁判部は、「信者名簿の提出要求は、疫学調査のための事前準備行為に当たり、情報提供要請に応じなかったり、誠実に協力しなかったからといって公務執行を妨害したとは考えにくい」と判断した。

先月、水原(スウォン)地裁は類似の容疑で起訴された李萬熙(イ・マンヒ)新天地総会長についても、「防疫当局が要求した施設の現況と教会関係者名簿の提出は疫学調査と見ることはできず、資料収集の段階で一部資料を漏らしたとして処罰することはできない」と無罪判決を下した。

新天地の関係者らに相次いで無罪が言い渡され、大邱市が新天地と李萬熙総会長を相手取って起こした1000億ウォン台の損害賠償請求訴訟の結果にも注目が集まっている。大邱市の関係者は、「刑事裁判で無罪が出たが、新天地が信者名簿を隠ぺい・漏れした行為に対して民事上の責任は問えると思う」と語った。


大邱=ミョン・ミンジュン記者 mmj86@donga.com