
試合開始ホイッスルがから2分後、サウサンプトンの悪夢が始まった。
3日、マンチェスターのオールド・トラフォードで行われたイングランド・プレミアリーグ(EPL)のマンチェスター・ユナイテッド対サウサンプトンの試合。前半2分にサウサンプトンのアレッサンドル・ヤンケヴィッツがルーズボールを争う中でマンUのスコット・マクトミネイの膝を足て蹴った。ヤンケヴィッツは、すぐ一発退場となった。その後、流れは急激に変わった。
マンUは前半18分にアーロン・ワン・ビサカのゴールを皮切りに25分にマーカス・ラッシュフォードがゴールネットを揺らした。弱り目に祟り目で、9分後にはサウサンプトンのオウンゴールまで喫した。前半39分にはエジソン・カバーニもゴールラッシュに加わり、4点のリードを奪って前半を終えた。
後半にもマンUの攻勢は止まらなかった。後半37分、マンUが7点目を奪い、サウサンプトン選手が再び退場となると、サウサンプトンが実施していたソーシャルメディア(SNS)中継も止まった。マンUの8点目と9点目には言及しなかった。9-0で勝ったマンUは勝ち点44でリーグ首位マンチェスター・シティと並んだが、得失点差で2位を維持した。
試合終了後にサウサンプトンのラルフ・ ハーゼンヒュットル監督は、「後半に失点しないために頑張ったが、9人でマンUを相手するのは難しかった」と話した。サウサンプトンが9点差で敗れたのは、今回が初めてではない。2019年10月のレスター・シティ戦で0-9で敗れた経緯がある。当時クラブは声明を発表し、ファンにお詫びした。ハーゼンヒュットル監督は、「本当に恐ろしいことだが、2年前に0-9で敗れた後も我々は立ち上がった。もう一度そうする」と語った。
キム・ジョンフン記者 hun@donga.com