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崔泰源SK会長、成果給に不満を聴いた後「自分の給与を返上」

崔泰源SK会長、成果給に不満を聴いた後「自分の給与を返上」

Posted February. 02, 2021 08:54,   

Updated February. 02, 2021 08:54

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「社員のお一人が李錫熙(イ・ソクヒ)代表にメールを書かれたことは勇気のあることで、嬉しく思っています。他の方々も言いたいことがあれば、 勇気を出してメールを書いてください」

1日、SKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長は、京畿利川市(キョンギ・イチョンシ)のSKハイニックス本社で行われた新規メモリー半導体生産ライン「M16」の完成式を訪れ、成果給に抗議するSKハイニックスの労働組合員たちと顔を合わせた。SKハイニックス労組は、「基本給の400%」に当たる成果給(PS)はライバル社やハイニックスの独自の成果に比べて少ないとして抗議していた状況だった。4年目の一人の社員が、直接李錫熙ハイニックス代表を含め、2万8000人あまりの役員や従業員全員に電子メールを送り、抗議した経緯があった。

現場にいた職員らによると、崔会長は突発的な状況であっても職員の話を最後まで聞き、「(職員らの)苦痛を計り知れなかった。コミュニケーションが足りなかったことも申し訳ない。ハイニックス内部の痛みのため、M16のために苦労した方々の苦労を過度に貶めないでほしい」と答えた。

この日、特に崔会長は、「ハイニックスから受け取った給与を返上する」と言って話題を集めた。崔会長は2019年基準の給料やボーナスを含め、約30億ウォンを受け取った。崔会長のこの発言は同日、SKハイニックスのメンバーらの間で取りざたされた。

財界では、SKハイニックスの成果給議論は、ミレニアル世代の社員との「世代対立」の性格があるとみている。とある関係者は、「社員級職員が代表取締役に抗議の電子メールを送ることは、かつては想像できなかったことだ」とし、「またそのような要求に対して、会長が現場で直接自分の給与を返上すると答えたのも破格のことだ」と伝えた。

また別の関係者は、「ハイニックスの年俸は決して関係会社に比べて少なくないが、ライバル会社と比較しながら感じる相対的剥奪感、年度別成果給基準の不明瞭な点により論争になったようだ」と話した。


ホン・ソクホ記者 will@donga.com