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行き場のないトランプ参謀たち

Posted February. 02, 2021 08:55,   

Updated February. 02, 2021 08:55

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トランプ前米大統領の過去の参謀たちが、退任後、行き場が見つからず苦戦している。トランプ政権の終了とともに失業者の身となった高官らが職探しをしているが、人気が失墜したトランプ氏に近い人々を呼ぶ所が多くないからだ。

先月31日、政治専門メディア「ザ・ヒル」によると、財界ではトランプ政権の高官を迎え入れる動きがほとんど見られない。1月初めにトランプ氏の支持者の連邦議会議事堂乱入事件で世論が大いに悪化し、彼らと距離を置いているということだ。

これは、4年前にオバマ元大統領の参謀が退任後に次々に企業の高位ポストに移動したのとは異なるムードだ。大統領報道官を務めたジョシュ・アーネスト氏はユナイテッド航空の副社長を務めており、前任報道官のジェイ・カーニー氏はアマゾンの副社長に招聘された。

ある採用専門家は、「フォーチュン・グローバル500社は、トランプ政権の人々を起用することに慎重だ」とし、「彼らを起用することで意図しなかった解釈を生む可能性に皆が極度に敏感になっている」と伝えた。アマゾンやコムキャストは、政治家の起用どころか議会乱入事件直後、共和党の人々に対する政治支援を中止する決定を下した。このようなムードが今後、少なくとも1年は続くというのが業界の見通しだ。

一部の参謀は、代案としてシンクタンクに目を向けている。大統領首席補佐官を務めたマーク・メドウズ氏は、ジム・デミント元上院議員(サウスカロライナ州)が主導する「保守パートナーシップ研究所」に合流した。国務長官を務めたマイク・ポンペオ氏と運輸長官を務めたイレーン・チャオ氏はハドソン研究所にポストを得た。国家経済会議委員長を務めたラリー・クドロー氏は放送界に目を向け、フォックス・ビジネスと契約し、大統領報道官だったケイリー・マケナニー氏もフォックス・ニュースと交渉している。


ワシントン=イ・ジョンウン特派員 lightee@donga.com