Go to contents

ロボットガイドが人工肉を販売、未来の商店はこんな姿?

ロボットガイドが人工肉を販売、未来の商店はこんな姿?

Posted January. 02, 2021 08:05,   

Updated January. 02, 2021 08:05

한국어

未来に3階建ての商店に入って買い物をしたら、どんな姿だろうか。たぶん、入り口で私たちを迎える親切なロボット店員のおかげで、楽に品物を選ぶことができるだろう。1階の家電コーナーには物を作る3次元(3D)プリンター、2階の食料品コーナーには細胞を組み合わせて肉で作った人工肉、3階の雑貨コーナーには空飛ぶ自動走行車があるかも知れない。特別販売コーナーで、宇宙人に手紙を送ることも想像できる。

化学会社に勤めているサラリーマンであり、SF小説家として活動する著者が描く未来の商店はこのような姿だ。著者は2023〜2050年という近未来を念頭に置いて文を書いた。「小説を書くときは、物語が面白く感動的になるように考えを絞り出すものだ」というが、「この本を書くときは、実際に起きる可能性がどれだけあるかに焦点を合わせた」という説明のように現実感が高い。工学博士である著者が、大統領直属の第4次産業革命委員会の依頼を受けて書いた文を集めておいたため、信頼性もやはり保障される。

科学書だが、複雑で難解な言葉は多くない。肩の力を抜いて親切に使ったおかげで、読みやすいのが長所だ。散歩中に偶然一風変わった店を見つけて、見物でもしようという気持ちで読んでみよう。本を閉じる時は、手に持っているスマートフォンに集約された物理学、化学、電子工学の最先端技術の原理を理解できるだろう。もしかしたら、最新機器を買わなければならないアーリーアダプターになるかも知れない。「ウィンドーショッピング」はこんなに怖いんだ。


イ・ホジェ記者 hoho@donga.com