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ファウチ所長、「米ワクチンは年内、コロナ以前の生活は来年末に可能」

ファウチ所長、「米ワクチンは年内、コロナ以前の生活は来年末に可能」

Posted September. 14, 2020 08:13,   

Updated September. 14, 2020 08:13

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米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長が、今年中に新型コロナウイルス感染症のワクチンができても、早くて来年半ば以降に新型コロナウイルス以前の生活に戻ることができると見通した。全世界の新型コロナウイルスの1日の新規感染者は31万人を超え、過去最多を更新した。

ファウチ氏は11日、MSNBCとのインタビューで、「米食品医薬品局(FDA)で開発を進めているワクチンのうち少なくとも1個以上が年末か来年初めにできる可能性がある」とし、「しかし多くの人がワクチンの接種を受けて免疫力ができるには、来年半ばか年末になるだろう」と述べた。ワクチン開発に成功しても大規模な接種および免疫力の確保には少なくとも半年以上がかかるということだ。

また、ファウチ氏は米国の新型コロナウイルスの感染が「峠を越えた」という前日のトランプ大統領の発言に反論した。ファウチ氏は、「米国の新型コロナウイルスの1日の新規感染者は4万人に達し、死者は1千人にのぼる」とし、「状況がまだ不安だ」と警告した。

新型コロナウイルスのワクチンについて、最終段階に入っていた臨床試験(治験)を先週、中断した英製薬大手アストラゼネカと英オックスフォード大は12日、英国医薬品医療製品規制庁(MHRA)から安全承認を受け、治験を再開すると同日、BBCが伝えた。アストラゼネカとオックスフォード大は8日、治験参加者の1人から原因不明の病気が発見され、治験を中断したが、4日後に治験再開の方針が伝えられたのだ。ただし、具体的な最終段階の治験の日程は公開されず、英国だけで治験がなされるという。

国際統計サイト「ワールドメーター」によると、11日、世界の新型コロナウイルスの新規感染者は31万692人で、4日に記録した最多(30万4483人)を5千人以上超え、過去最多を更新した。韓国時間13日現在、世界の新型コロナウイルスの累計感染者は約2894万人で、死者は約92万人。国家別新型コロナウイルス感染者は米国が約667万人で最も多く、続いてインド(約475万人)、ブラジル(約431万人)、ロシア(約105万人)の順だ。


チョ・ユラ記者 jyr0101@donga.com